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  • 2017/6/8 05:00:16

書評 どっしりおいしい、ドイツパンのすべて 「ドイツパン大全」

日本のパンの専門店では、食パンやフランスパン、菓子パンが花形ですが、質実剛健、どっしりかまえ、食べ応えのあるドイツパンが好きだという方も増えてきたようです。今回ご紹介する本はそんな注目されつつある「ドイツパン」の魅力を、存分に紹介した一冊です。

 

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「ドイツパン大全」

森本智子・著(誠文堂新光社)・定価28oo円+税

 

「ドイツのパンの魅力は、地域ごとの個性にあります。それぞれの地域の生活とパンが密着していて、意味を持っているのが面白いですね。また、種類の多さは世界随一かもしれません。ドイツパンはドイツ国内の無形文化遺産にも登録されていて、伝統的なドイツパンの文化を保護する活動も盛んです」

 

と語るのは、著者の森本智子さん。ドイツに11年在住していた経験を生かし、現在はドイツ食品と文化を日本に紹介する仕事をされています。

今回の本は、そんな森本さんのドイツパン体験の集大成ともいえるもの。

さっそく内容を見ていきましょう。

 

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それぞれ地域ごとのパンと特徴について詳しく書かれています。

この地図を見ているだけでも楽しい!

 

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さらに、それぞれのパンがどのような意味を持ち、どんな行事で食べられるのかなども紹介されています。

 

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ドイツパン特有の材料についても学ぶことができます。レシピもありますよ。

 

「ドイツパンは地域だけでなく、店ごとにもすごく個性があるんですよ。たとえば、ブレーツェルひとつとっても、すごくたくさんの形と色があるんですよ」

 

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他にもオススメのいくつかのパンをご紹介しましょう。

 

シュヴァルツヴァルト風ラントブロート

シュヴァルツヴァルト風ラントブロート

 

地域による、粉の配合の特徴などの解説があるのも面白いです。

 

クリスマス菓子のシュトレン。ちなみにシュトーレンという発音はまちがいだそうです。

クリスマス菓子のシュトレン。ちなみにシュトーレンという発音はまちがいだそうです。

 

人型パンを意味する、ヴェックマン。聖ニクラウスの日に食べるそうです。

人型パンを意味する、ヴェックマン。聖ニクラウスの日に食べるそうです。

 

「最近では健康志向からもドイツパンの人気が高まってきました。オーガニックの材料を使ったものも定着しています。日本でもおいしいドイツパンが手に入りますので、お気に入りのものを見つけてください」(森本さん)

 

巻末に国内のドイツパンの専門店も紹介されています。まず本書を一読し、ドイツパンの基本を押さえてから、訪れてみるのがオススメですよ。

Text : harumi

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