• レビュー
  • 2017/6/7 05:00:25

鶏でも鴨でもなく、エミュー。オーストラリアのエミュージャーキーを噛みしめる。

オーストラリアに生息する巨大な鳥「エミュー」。ダチョウにも似たこの鳥の肉を使ったジャーキーをいただきましたのでレビューしますが、そもそもエミューの肉って食べていいの? まずはYouTubeでエミューの様子をご覧ください。先祖になる恐竜にも通じる何かを感じられる見た目です。

さて調べてみると、エミューはオーストラリア全域に分布している鳥で、ダチョウに次いで背が高く約1.6m〜2m程度。ダチョウよりもがっしりした体型で体重は40kg-60kg程度。雑食性で、昆虫、果実、種子、下草などを餌に砂漠化しつつあるような土地でも生息・繁殖可能なのだそうです。こんな風に基本的には丈夫な鳥で、それゆえ農地を荒らす害鳥として駆除の対象となったこともあり今は減少しているとか。と、いうものの穏やかな性格のようで肥育もされているようです(日本でも!)。肉質は赤肉で美味。皮下脂肪は動物油の中でも抜群に優れてスキンケア商品になる程だそうです。
なるほど、食べても良いのですね。ホッと一安心。ということで今回いただいたエミュージャーキーはこちらです。

P1280135.jpg

「MARIANI GAME JARKY(マリアーニ・ゲームジャーキー)」です。ここで言う「ゲーム」は「狩猟」という意味のようです。したがって狩猟でとったエミューの肉をジャーキーにしたもののようです。パッケージ右肩にもオーストラリア・プレミアム・ゲームジャーキーとありますね。

P1280140.jpg

このカウボーイのようなおじさんは何者でしょうか。Mariani社のウェブサイトを調べるとオーストラリアの先住民族からジャーキーの伝統を受け継いだらしいジェームス・マックグレーガー(James McGregor)さんのようです。原材料はどうなっているでしょうか。

P1280142.jpg

原材料は、エミュー。「Dromaius novaehollandiae」というのはエミューの学名です。そして砂糖と塩、醤油のパウダー、スパイス、Ph調整剤、酵母エキス、植物油、野菜粉末、酸化防止剤、ごま油、防腐剤ですね。
主要な栄養成分は以下の通りです。

P1280144.jpg

賞味期限は開封後3日間のようです。ジャーキーなのにヤワなやつですね。とか言いながら開封。

P1280153.jpg

いわゆるビーフジャーキーに近い色合い。鳥の肉はキジ科(鶏肉や七面鳥など)は白く、雁鴨科(鴨肉など)は赤いですが、エミューは事前情報通り赤でした。肉の繊維質は、この見た目から推察する限りでは大きな鳥だからかかなり粗い感じがします。
一切れ手に取ってみます。

P1280162.jpg

繊維質らしく感じていたのはぱっと見だけで、近くで見ると、あらためて何もわかりませんでした。すみません。そんな感じで食べてみます。

P1280183.jpg

手でちぎって食べてみると原材料の順番通りな感じの味わいです。肉の味自体がどんなものか判別する前に砂糖の甘さや塩気、BBQソースのような野菜の味わいなどが次々と登場して渾然一体となってしまいます。ただ鶏肉とも鴨肉ともつかない味で、あえて言えば鹿肉とか馬肉に近い味かもしれません。しかしもぐもぐと噛み締めていくと鶏ハツ(心臓)のような感じもします。いずれにしても赤身で鉄分を豊富にふくんだ肉質ということになるのかもしれません。

寒冷地でも繁殖できるらしく日本でも飼育されているというエミュー。加工されていないエミュー肉はどんなものか気になってきました。

Text : motokiyo

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して食育通信onlineは一切の責任を負いません。

ページ上部へ
ツールバーへスキップ