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  • 2017/6/2 05:00:46

築地「場外」市場はのこります(Report 53) 『は~るばる来たぜNY♪の市場を訪ねました①』

スマホの写真を整理していたら、旅先で撮った“市場”の写真がざっくざく。やはり、そこに住む人々の息づかいが一番感じられるのは毎日の食べ物を買う場所。旅行の目的そのものではありませんでしたが、市場ってホント楽しい! 今年の春に出かけたアメリカ・ニューヨークの市場ルポを2回にわたってお届けします。あ、英語ダメなので、現地のみなさんとの掛け合いはスマイルのみでした。あしからず……。

  

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どんっ! これでもか、なフライドポテト攻勢。

 

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どんっ。ベーグルも、現地ではこのボリュウム。かぶりつくと、はさんだクリームチーズがハミ出て大さわぎ。やはりNYは、すべてがTOOビッグ。まさにビッグアポーです。

 

写真(03)(本文用)

 

そんな中、今回やたらと目についたのは「ORGANIC」の文字。ファーストフード店に入ろうとスーパーマーケットに入ろうと、ナチュラルとかオーガニックというポップが、目に飛び込んできます。

かつてNYの街角の光景といえば、ホットドッグのスタンドでしたが(え? そんなの四半世紀前のこと?)、スタバに迫る勢いで増殖していたのが野菜ジュースのお店(え、コールドプレスジュースって言うの? え、スムージーとも、また違うの?)です。しかも、小さなボトル1本で軽~く1000円(日本円で)はします。

 

写真(04)(本文用)

 

アメリカのスーパーマーケットといえば、倉庫のような天井の高い店内で、カートを押しながら大量買い……コストコっぽい巨大な店舗のイメージがあります。しかし、NYでは、「TREADER JOE’S」や「Whole Foods Market」のような、自社ブランド商品を中心に扱う、オーガニック志向のスーパーが全盛です。

 

そして、ヘルシー意識高い系のニューヨーカーのみなさんが愛してやまないのが、ファーマーズマーケット(農家の直売市場)。農家による直売市場はNY市内の各所で開かれているそうですが、一番大規模なのが、ここユニオンスクエアで開催される「グリーンマーケット」。スタートは1976年なので、その歴史は40年! 有名な観光スポットでもあります。

 

写真(05)(本文用)

 

ユニオンスクエアに市が立つのは、月、水、金、土曜の週4日。

運営しているのは『Grow NYC』という非営利団体。地元の農家に農作物を売る機会を与えることで、「地域農業の活性化、農地の保護、ニューヨーク市民の食生活の質の向上」を目標としています。150ものNY近郊農家が登録していて、季節や曜日によって出店する農家は変わるそうです。

生産者の顔が見える市場。まるで日本の「道の駅」みたいです。

 

写真(06)(本文用)

 

が、しかーし、ここはNYのマンハッタン! 大都会の真ん中に、連日のように青空市場が出現するのってすごいです(道の駅とは、ちょっと違うかも)。

 

もうすぐ4月になろうというこの日、まだ雪が残っていました(さぶっ)。

 

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温室テントつきの花屋さん。

 

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いろんな種類の小ぶりのリンゴを積んだくだもの屋さん。外国の市場って、なんで、こうフォトジェニックなんでしょう!

 

写真(09)(本文用)

 

リンゴのおとなりはアップルジャムやジュースを売るテント。

 

写真(10)(本文用)

 

グリーンマーケット名物の「アップルサイダー」。炭酸飲料ではなく、甘~くて濃いホットなリンゴ果汁。……アップルワインじゃなかったのにウキウキ、なんだか踊りたくなるおいしさです♪

だって、ここはニュ~ヨーク♪ですもん。

 

写真(11)(本文用)

 

生成り地の白いテントに温もりある木枠の棚。並んだカントリー調のパンたちが食欲をそそります。

「ん!」この市場では、果物も野菜も、どれもいい感じの木箱やモノクロのかごに入っています。そうか、露天の市場でありながら、ナチュラルイテイストで、ちゃんと統一されているんですね。さすがNY、オシャレに抜かりはありません。

 

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こちらのパン屋さんには「GRAINS」コーナーも。えーと、グレインズって穀物とか穀類って意味です。ここに並んでいるのは、豆など穀類そのものやグラノーラの袋詰め。さきほどの素朴なパンには「WHOLE GRAINS」って書いてあったから、全粒粉のパンだったのですね。そういえば、最近よく聞く「グレインズサラダ」とは、玄米とか麦とかが入っている栄養豊富なサラダのこと。……英語を理解するまでに時間がかかってしまうのですが(汗)、あらためて、この市場には“ヘルシー”くくりの流行モノが集結していることがわかります。

 

 

「グルテンフリー」のコーナーも。

 

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ヘルシーにはこだわるけれど甘いもの好き(勝手に決めつけ!)のニューヨーカーが(きっと)心を許すのが、新鮮なローハニーやメイプルシロップ。何軒もあるハチミツ屋さんのテントが、そんな実情を伝えます。ビルの屋上でミツバチを集めてハチミツをとる都市養蜂ブームの先駆けもNYだそうです。

 

写真(16)(本文用)

 

時代は「ORGANIC」。グリーンマーケットでも、この表示が目立ちます。

勉強不足なので、もういちど「オーガニック」という言葉を調べてみると「化学物資の農薬や肥料に頼らず、有機肥料などにより土壌のもつ力を活かして栽培する農法のこと」とあります。

とてもいいこと! なのに、グリーンマーケットのガイド本などには、「出店農家はオーガニックとそうでないところが混在しているので注意を」というただし書きがあります。

そうなんです、USDA(米農務省)がオーガニックと認証する基準は「作物を栽培する土地では、収穫前3年以上禁止物質を使用しない」など、たいへん厳しいもの。そう簡単にオーガニックとは名乗れないわけです。

 

写真(17)(本文用)

写真(18)(本文用)

 

グリーンマーケットでは、生鮮食品はまるごし。袋詰めやパックされることなく、そのまま並べられて、量り売りします。一つひとつ手に取って真剣に選ぶ買い物客の姿が印象的でした。自分で食べるものは、自分でシッカリと確かめて選び取る……カッコイイなぁと感心しながら青空市場をあとにしました。

 

【おまけ】

NYのオーガニック系スーパーマーケットでも、野菜のディスプレイはパッキングされることなく“まるごし”。そして“量り売り”が基本。その陳列棚が、オシャレさんばっかりだったので、いくつかを紹介します。

写真(19)(本文用)

写真(20)(本文用)

写真(21)(本文用)

写真(22)(本文用)

 

並べるの、たいへんだったろうな~。忙しそうなビッグシティーNYですが、じつは生活時間は、東京よりもゆ~ったりと流れている気がしました。そんな豊かさに、憧れるのです。(NY旅②につづく)

Text : miho

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