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  • 2017/1/5 05:00:01

食と農に関する本の専門店 「農業書センター」で知識を仕入れよう

東京神保町には、数多くの専門書店や古書店がありますが、なかでも今日ご紹介する「農業書センター」では、食と農に関するあらゆる書籍を手に取ることができます。

 

この書店を経営するのは、一般社団法人農山漁村文化協会(農文協)で、食文化や農業に関する書籍や雑誌を数多く出版する会社ですが、この書店では自社の出版物だけでなく、あらゆる書店からの食と農に関連する出版物を扱っています。今回は店長の荒井操さんに書店をご案内いただきました。

 

農業書センター店長・荒井操さん

農業書センター店長・荒井操さん

 

まず入り口を入ると、食と農に関する新刊書籍が並んでいます。子ども向けの絵本形式の本から、専門書までが同じ棚に並ぶのもこの書店ならでは。目的の本以外にもつい興味をそそられ、ついつい長居してしまいます。こうした目的外の本と出会えるということが、書店を訪れる楽しみの一つであるのだということを思い出させてくれますね。

 

「ここは日本唯一の農業書の専門店です。なかでも特徴的なのは、特定の団体や農家の方が個人で出版されたような部数の少ない本も独自に仕入れて扱っているところです」(荒井さん)

 

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「例えばこの<自分でできる打ち抜き井戸の掘り方>という本は、この書店だけで500部以上売れているんですよ。2011年の震災以降、自分の土地に非常用に井戸を掘って備えておこうという農家さんが増えたようなのですが、そうしたニーズにしっかり答える実用書なんです。こうした本は、大手出版社からはなかなか出版されないでしょうね。これは瀬戸内の水不足を解消しようという目的である団体が出版した印刷物ですので、なかなか一般書店では目にすることがないと思います」

 

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さらに、こちらの「DIYで楽しむ手作りストーブの本」も今売れているとか。

 

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「ロケットストーブのブームは長く続いています。こうしたブームがあると、書店でも実際に作ってみたり、あくまでも実学となる本を置けるよう心がけています」

 

このように、通常の書店ではなかなか出会えない本との出会いが、この書店に来る最大の楽しみです。

 

ここで、書店内を巡ってみましょう。

 

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こちらは農業の専門書。米や土壌に関しての本が豊富です。

 

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こちらは、野外で簡単に調べ物ができるハンドブックのコーナー。

イモムシがお出迎え。

 

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林業や土木系、畜産、広くは民族学まで幅広くフォローしています。

 

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食文化と食育に関する本や雑誌には特に力を入れています。農文協は全国の食文化を残していくという使命も担っているのだそうです。

 

「そもそもこうした書店を作ることになったきっかっけの一つに、近年、地方の書店が少なくなったということがあります。そうした地方に住む農家の方が必要な本を手にできるように、そしてより文化的な生活をしてほしいという願いから、こうした書店を作りました。私たちはインターネット書店での販売もいち早く始めたんです」(荒井さん)

 

こちらで扱う本はすべて、インターネット書店「田舎の本屋さん」でも手に入ります。URLは最後にご紹介していますが、電話で欲しい本に関する相談にも応じてもらえるので、単なるインターネット書店とは違います。「こんな本ないかなあ」というような漠然とした相談でもOKだそう。

 

さらにこちらの店舗では、本だけでなく、農産加工品や農作物の種子、民芸品なども展示・販売しています。

 

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関連する書籍が一緒に並べられているのがうれしいですね。

 

他にも食や農に関する写真の展示や、書店内での講演会などのイベントもあり、食と農に興味のある方なら毎日でも訪れたくなる書店です。

最近では海外からの注文も多いそうで、世界中から信頼される農業専門書店となりつつあるようです。

 

「つい先日も、スリランカの紅茶生産者から本の問い合わせがあったんですよ」

と荒井さん。店内には店長の荒井さんの他にも、各分野のエキスパートの方がいますので、欲しい本について気軽に相談できますよ。

 

農業書センター

〒101-0051東京都千代田区神田神保町2-15-2 第1冨士ビル3階

(神保町A6出口より徒歩30秒。一階はサンドラッグという薬局です)

営業時間:平日(10:00~19:00) 土曜(11:00~17:00)

休業:日・祝日

TEL:03-6261-4760 FAX:03-6261-4761

https://www.facebook.com/農文協農業書センター-571588376292465/

 

田舎の本屋さん

http://shop.ruralnet.or.jp

Text : harumi

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