• レビュー
  • 2015/10/31 05:00:34

『一流料理店の厨房』という本が凄い。

書店の建築本コーナーに『一流料理店の厨房』と言うタイトルの新刊本が置いてありました。著者は服部幸應さんです。テレビやラジオ、雑誌などでおなじみの服部栄養専門学校の校長先生です。それなのに、何故料理本ではなく建築本なのでしょうか?早速手に取ってみました。

①IMG_7607(本文用)②

副題は「最高の料理をもてなす、料理店の厨房設計」となっています。厨房設計や設備に関する専門書でした。しかも、日本を代表する料理店の厨房が「えっ、こんなところまで?」と、心配になってしまうほど細部まで写真で紹介されています。名だたるシェフがよく許可をしたな、と感心してしまいます。さすが、服部先生の人脈は凄いなと驚かされます。

②IMG_7615(本文用)

和・洋・中華、洋菓子の名店15店が登場します。「ラ・ロシェル山王」「オテル・ドゥ・ミクニ」「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」「つきじ田村」「赤坂四川飯店」など錚々たるお店の厨房が設計図と共に紹介されています。

③IMG_7611(本文用)

どの厨房も、長年使い込まれ磨き上げられた美しさに溢れています。シェフの人柄や個性が厨房のレイアウトや機器に現れているようです。

④IMG_7620(本文用)

さらに「料理店の理想の厨房とはどんなものであるべきか」の章では、厨房の持つ要素と役割、厨房機器の製造現場、厨房の歴史と変遷などが、解りやすい写真・図版に沿って語られていきます。

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最後の章では「料理店の厨房設計について知っておきたい基本」と題して、厨房設計の前に知っておくべき知識、最新の厨房と機器の紹介、料理店・厨房機器のショールームなどのデータリストまで網羅されています。

⑥IMG_7626(本文用)

本の帯に服部幸應さんのこんな言葉があります。

「『厨房』は調理人の夢や希望、喜びが育まれ、苦難を乗り越える場所。こだわるからこそ、おいしい料理が生まれ、幸せをもたらす。」

料理関係者、店舗設計に携わる人たち、特にこれからシェフを目指す若者、建築家を目指す学生諸君に是非お勧めしたい好著です。

『一流料理店の厨房』著者:服部幸應/発行:グラフィック社/定価:2,800円(税別)

http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?cat=9&p=32107

後日、服部栄養専門学校のホームページでも紹介されているのを発見しました。

http://www.hattori.ac.jp/news/?p=2159

Text : tohru

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