• レビュー
  • 2015/8/23 05:00:02

2冊並べて読み比べ(4)子供の図鑑がすごいぞ。

書店の料理本コーナーで、子供向けの図鑑が目につき手に取りました。

1冊目は、福音館書店発行のDo!図鑑シリーズの中から、その名もずばり『料理図鑑』です。副題に〜『生きる底力』をつけよう〜とあります。帯には〜料理の「ツボ」、「発見」、「なるほど」がてんこ盛り。「食」を楽しく、おいしく、安全に!子供やお父さん、おじいちゃんにも・・・基本から学べる「食の自立」の必読書。〜と書いてあります。

『料理図鑑』(福音館書店発行) おちとよこ 文 平野恵理子 絵

『料理図鑑』(福音館書店発行)
おちとよこ 文 平野恵理子 絵

もう1冊は、学研教育出版発行の学研もちあるき図鑑シリーズの中から、『まるごといつもの食材』です。帯には〜ぜんぶぜんぶいただきます 野菜、くだもの、肉、魚、きのこ、穀類、ハーブなど食材のことがまるごとわかります。〜と書いてあります。

『まるごといつもの食材』(学研教育出版発行) 監修 木村義志 松井淳江

『まるごといつもの食材』(学研教育出版発行)
監修 木村義志 松井淳江

2冊ともそれぞれ、軸足は料理と食材に置かれていますが、子供から大人までを対象に料理のイロハをわかりやすく解説しています。ページを追って読んでいくと体系的に食の知識得ることができます。同時に図鑑の機能もしっかりと構成されており、必要な事項を簡単に調べられるようになっています。

どちらもイラストが多用され、食材の比較や、調理の手順などが自分で学べるようになっています。図鑑好きの子供たちの好奇心をうまく引き出すような工夫が随所に見られます。

『料理図鑑』のページをいくつか見て行きます。

料理図鑑(本文用)②

まずは「サンドイッチを作ろう!」から始まり、オムライス、カレー、焼きそば、ミートソース、ラーメンと続きます。これだけでも楽しい!

料理図鑑(本文用)③

料理図鑑(本文用)⑤

料理図鑑(本文用)④

続いて、「ことば」を学びます。分量のはかり方、切る、煮る、下ごしらえ、火加減、冷凍、盛り付けなど調理に必要なことばの意味と手順、注意点などを学びます。

料理図鑑(本文用)⑥

料理図鑑(本文用)⑨

食器、電子レンジ、包丁、冷凍冷蔵庫などの道具の使い方、手入れの仕方なども学びます。本の後半は食材、調味料、飲み物などについて解説しています。

今度は『まるごといつもの食材』を開いてみましょう。

いつもの食材(本文用)②

いつもの食材(本文用)③

こちらは、すべてのページがフルカラーです。まず初めに食材と食感、味覚について見開きのイラストページで子供の気持ちを引きつけます。

いつもの食材(本文用)④

いつもの食材(本文用)⑤

普段食べているのはどこの部分か?大人でも勘違いしていることがある野菜の可食部分についてわかりやすく説明しています。

いつもの食材(本文用)⑥

いつもの食材(本文用)⑨

食材を、近い仲間ごとにまとめてわかりやすく解説しています。野菜、きのこ、肉、魚、海藻などを緻密なイラストを多用して解説しています。

それぞれ特徴を持ったこの2冊の図鑑は、当然ながら同じ食材を取り上げていますが、解説の仕方、視点、切り口は異なります。編集方針が違うのですから当たり前のことですが、牛肉のページと香辛料のページで見比べてみましょう。

今度は『まるごといつもの食材』『料理図鑑』の順でページを見て行きましょう。

いつもの食材(本文用)⑧

料理図鑑(本文用)⑦

いつもの食材(本文用)(10)

料理図鑑(本文用)⑧

視点が違うと同じ食材でも捉え方が異なって面白いですね。

『料理図鑑』には、「安全と健康」というコーナーがあり、農薬と化学肥料、食品添加物、期限表示、トクホ、スローフード、ダイエット、あとかたづけなど、大切なことをわかりやすく解説しています。

料理図鑑(本文用)(10)

どちらの図鑑も、子供向けに出版されていますが、そのクオリティの高さと分かりやすさは素晴らしいと感じました。大人が読んでも十分役に立つ内容です。

お薦めの図鑑2冊をご紹介しました。書店で手に取ってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

Text : tohru

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