• レビュー
  • 2015/5/19 05:00:04

鹿児島県 しょうぶ学園へ行ってきました。

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http://www.shobu.jp/news.html

 

東京で幾度か、しょうぶ学園の活動のひとつ、「nui project」の展示に足を運んだことがありました。一針、の、その自由な空間、どこまでものびやかに。1枚のシャツをまるでキャンパスのようにとらえ、刺繍されている作品をみて、想像を越えるドキドキとわくわくと、そして大きな感動が湧くのです。

感動する、ではなく、感動が湧いてくる。

今回、生産者に会いに宮崎〜長崎まで行ってきましたので、鹿児島県にもより、念願だった、しょうぶ学園へ寄らせていただきました。

 

しょうぶ学園は、現在のオーナー福森伸さんのご両親が1973年に開設した施設です。障害者と、その家族や介護者の方の、福祉サービス、ケアマネジメントなどをされながら、しょうぶ学園という施設を運営されています。ここには約40名の方が入所されているそうです。

そういった通常の運営と一緒に、布、木、土、和紙、絵画・造形、それから音楽活動!など、多彩な活動をされていて、そのひとつひとつがとてもユニークで楽しくて目がはなせないのです。

しょうぶ学園の全体像や、福森ご夫妻のことは、いろんなwebサイトでも紹介されていますし、インタビューの記事などもあります。ご興味のある方はそちらを読まれるといいかもしれません。

私はただ、自分が何を感じたのか、深堀したくて、整理をしつつ、そのことをお伝えしようと思います。

 

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その日は、細かい雨がさーさーと降っていました。せっかくの外出が雨でちょっと残念だなと思っていたのですが、しょうぶ学園の敷地にいくと、雨と雨の隙間を喜ぶ鳥たちや、池へぽちゃんとおちる雨音を楽しむ小さな魚や、水滴をたくさんつけてみずみずしく光に満ちていた木々たちが出迎えてくれて。

雨すら喜びになる空間でした。

敷地の中には、生徒さんたちが生活される寮、先生方の事務所、それ以外に、ギャラリーや店舗、飲食店が並んでいました。レストラン、お蕎麦やさん、パン屋さんでは入所されてる皆さんがとてもいきいきと働いていて。

私たちはレストランで軽い食事をいただくことにしました。そのレストランの壁には写真の絵が飾られていました(上の写真です)もちろん、生徒さんが書いた絵です。そこらじゅうに、点在している作品たちの圧倒的な美しさ、そしてそのエネルギー。圧巻、としかいいようのないものばかりでした。絵も、黒板日記も、そして縫物も。

 

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スタッフさんが、メニューをみせてくれてオーダーをとってくれて、お料理を持ってきてくれました。ニコニコしているのですが、とても慎重に動いているのがわかります。

 

レストランでのお客様とスタッフさんの会話です。

 

お客さん:「ここにくるととても元気になるわ!」

スタッフの方:「はい!僕はみんなが笑顔になってくれるのが嬉しいので僕の方が元気です!」

 

と。

 

「働く」という価値観が私たちは時代と共に少しずれてきていて、なんの為に働くか、と問う時間すらなかったりして。満員電車、渋滞の車。それに慣れてしまって、心身共にうけるダメージすら気づかないこともあったり。だから、もう、その会話ひとつで救われたというか、そうだよね、単純にそこだよね、と。誰かの役にたって、そこに笑顔があって、それに感謝する健康的な心があればそれでいいんだよねって。胸がいっぱいになった瞬間でした。

 

今、この瞬間が楽しくて嬉しくて、それをただ毎日続けてゆく。連続した楽しい毎日。それでいいんだよなぁ。

 

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今回、「バッグ展」が開催されていました。手描きペーパーバッグ、手描きトートバッグ、刺繍バッグ、手描きエコバッグ、など、とびきり素敵なバッグが並んでいて、目が泳いでしまいました。平日でしたが沢山の方が来店されていて、すでに売れてしまっているものも多くありました。6月末までの開催なので、御近くの方、鹿児島に行かれるかたはぜひ、立ち寄ってみてはいかがでしょう。

 

日時:2015年5月1日(金)~6月末

OPEN:10:00~17:00

  • 月・火休み
  • 場所:しょうぶ学園内 Sギャラリー
入場:無料

 

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今回は、こちらのペーパーバッグを購入させていただきました。みているだけで元気になる!かわいくてかわいくて、大切に飾っています。

 

私たちにも、手をおもむくままに動かし、足がうきうきと前へ進み、そして時間を忘れる時間があったはず。どんな気持ちや環境がそれらを阻止してしまうのかな、私にもまた、そんな時間をつくることができるのかな、そんな事を思いながら、過ごした時間でした。

 

念願がかない、しょうぶ学園へ訪れることができたのですが、どんなところなんだろうとイメージしていたより、もっともっと、ずっとずっと、素晴らしいところでした。また行きたい、私も本当に元気になりました。

本当に元気になったのです。

Text : warmerwarmer

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