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  • 2014/8/25 05:00:57

南房総名物『鯨のたれ』を食べてみた

先日、食育通信ONLINEに鯨の解体を見学したレポートが掲載されましたが(『鯨の解体を見学してきました。』)おみやげに『鯨のたれ』を頂いたので食べてみました。

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名前を聞いたときは「『くじらのたれ』ってなんのソース?」と思ったのですが、たれとは鯨の肉を薄切りにして、塩漬けにしたり、醤油やみりんなどに漬け込み、それを干したもの。肉汁がたれる様子から『たれ』と呼ばれるようになったという説もあるようですが、語源ははっきりしないようです。南房総の人たちは夏になるとこのたれを仕込み、専用の冷蔵庫を持っている家庭まであるそうで、家によって異なる『秘伝の味付け』的なものがある家庭の味だそうです。

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お土産にいただいたのは身が厚いタイプ。いただいた方の話では『厚いほうが美味しい』とのこと。仕上がりの黒い色はツチクジラの身を使わないとでないそうです。ツチクジラはミオグロビンという赤血球の量が多いからですね。干し肉ですが、ソフトな感じ。あぶって食べるそうなので、軽く炙ってみたら……。

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こんな感じになりました。温めると身はさらに軟らかくなります。食べてみると食感はいわゆるジャーキーです。お酒のつまみにいい感じ。濃縮された風味と独特の触感はくせになります。日本酒よりも意外と洋酒にあいそうな感じです。乾燥肉=ジャーキーは古くからある保存法のひとつ。冷蔵庫のない時代、水分を減らすことで、保存性を高めたのでしょう。鯨肉特有の癖も少なく、食べやすいです。

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ちぎってみると断面はこんな感じ。ツナピコという鰹を固めてキューブ状にしたおつまみ(銀紙にくるんであるやつです。わかりますか?)に食感は似ているかもしれませんが、味は魚ではなく肉です。ほぐしてお茶漬けにする人もいるとのことです。こうして食べると鯨には意外と旨味があることがわかります。

興味深い鯨肉、これから少し研究を進めてみます。

 

Text : naoya

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