• レビュー
  • 2014/5/23 05:00:39

宮崎県都城の郷土料理「あくまき」をWikipediaを調べながら食べてみた

宮崎県は都城市をおとずれたときに、スーパーで偶然見つけた「あくまき」。見たことも食べたこともない食品だったので、さっそく購入して食べてみたレビューです。

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「あくまき」を購入にあたってとりあえずWikipediaで下調べすると以下のような説明でした。

あくまき(灰汁巻き)とは、鹿児島県本土、宮崎県、熊本県人吉・球磨地方など南九州で主に端午の節句に作られる独特な季節和菓子である。 予め一晩ほど灰汁(あく)に漬けて置いたもち米を、同じく灰汁または水に一晩漬けておいた竹の皮などで包み、麻糸や竹の皮から作った糸で縛り、灰汁で3時間~半日程度炊いたもの。 餅米が煮られることで吸水し膨張するが、水は若干通すがもち米は通さず頑丈な竹の皮で包まれていることで、餅米自らの膨張圧力で餅化する。また、灰汁の強アルカリによって、澱粉の餅化と色づき(アミノカルボニル反応)が行われる。 だいたい500mlペットボトル弱の大きさである。(以下略)

灰汁の強アルカリによってメイラード反応をおこすというあたりがすごく興味がわきます。味噌や醤油に代表されるメイラード反応は人間がおいしいと感じる要素のひとつ。あくまきはすごく美味しい食べ物かもしれません。……が、読み進めると、

単体ではほぼ無味である。 このため白砂糖や黒砂糖・三温糖、砂糖と若干の塩を混ぜたきな粉、黒蜜、砂糖醤油をふりかけたりするのが一般的な食べ方である(以下略)

なんか急にテンションダウン。とりあえずは購入。そして開封してみると、茶色く色づいたモチモチした何かが登場します。

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フチのあたりが、なんとも美味しそうです。

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カットしてみると内側は茶色がうすくなっています。グラデーションもきれいではないですか。

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一口食べてみると、餅米をむした味です。それ以上にこの茶色から期待できるような味わいというのは……ありませんでした。やはりWikipediaの通りです。同封されていたきなこをかけて食べると、きなこの甘味とあくまきの餅米の味が引き立て合ってとても美味しいです。

とはいえ、この食べ物がどんな経緯からうまれてきたのでしょう?さらにWikipediaには以下のようにありました。

始まりは、薩摩藩が関ヶ原の戦いの際、または豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に日持ちする兵糧として作ったといわれる。(中略)また西南戦争の際にも西郷隆盛が保存食として持参しており、これを機に薩摩藩外の宮崎県北部や熊本県にも広く普及することとなった。 保存性であくまきを見ると、長時間煮ることによる滅菌、木の成分による抗菌、アルカリ環境による雑菌繁殖の抑制、竹の皮による抗菌、と実に複合的かつ合理的に出来ている。(中略) それだけに水分が多いのに日持ちは良く、常温で1週間程度、冷蔵庫で2週間程度は持ち、冷凍も可能である。持ち運びや衛生面から土産物としては真空パックされたものが多い。また、竹の皮で包む代わりにカップに入れて製造する製法も開発されて、手軽に食せるようにパッケージングされた商品もある。

保存性を高める技法として灰汁の強アルカリを活用したということのようです。常温で1週間の日持ちというのは、お土産にはちょうど良いかもしれませんね。冷やすと食べやすくなるようですし、また白砂糖や黒砂糖・三温糖、砂糖と若干の塩を混ぜたきな粉、黒蜜、砂糖醤油をふりかけたり、蜂蜜、溜まり醤油、わさび醤油、ココアパウダーと砂糖などで食べても美味しいそうです。

旅にもWikipediaを活用すると美味しいものに出会えることもありますね。

Text : motokiyo

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