• キッチンレビュー
  • 2017/3/19 05:00:57

「ハンドルが取れる鍋」のレベルが高い!宮﨑製作所の十得鍋

日本の住宅環境において限られたスペースをいかに有効に使うかは課題のひとつ。キッチンにおいても収納しやすく使いやすいツールが求められる傾向にあります。宮﨑製作所の「十得鍋」はハンドル脱着式のステンレス三層構造の鍋です。サイズ別の鍋をきれいにスタッキングできることはもちろん、鍋のままオーブンにも入れられ、またミトンなどがあれば取手を使わなくても使用可能だったり、無水鍋的な使い方もできたりと、使い勝手が良さそうです。まだ使用し始めですがご紹介します。

片手鍋やフライパンの取手(ハンドル)は、吊り下げ収納でもしない限り、収納面では悩ましいパーツでもあります。取手が取り外せる商品もいくつかありますが強度など安心できる商品があまりないのも事実です。我が家では長くティファールの「取手が取れる鍋」をシリーズ購入していましたが、表面の樹脂加工の強度が徐々に低下していきますし、表面がくたびれてきた樹脂加工の鍋やフライパンをどの程度使い続けるかの判断も悩ましいところ(今までのところ2〜3年で交換)。

ということで昨年あたりから脱着式ハンドルで、内側が樹脂加工されていないステンレス鍋を探していたら意外にも身近なところ当サイトの運営元となるHATTORI食育クラブのメンバー、宮﨑製作所の「十得鍋」に行き着きました。宮﨑製作所はテレビ番組『料理の鉄人』や『アイアンシェフ』『SMAP×SMAP』のキッチンで使われてきた鍋「GEOプロダクツ」の製造元でもあります。

今回入手した「十得鍋」はGEOプロダクツと同様にステンレス鍋ですが、ステンレスは三層構造。鍋の両側に脱着式ハンドルを取り付ける台座となる「耳(専門的にはフランジと言います)」が出ています。

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ハンドルを外すとつるんとした一体成型になっていて、一切つなぎ目がないので洗いやすく、汚れのたまる場所がないので衛生的にも良さそうです。このフランジ程度の出っ張りだと洗って乾かすときも収納にも邪魔になりません。大きめの食洗機にもすっぽり収まる大きさです。

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フランジには専用のハンドルを差し込んで固定する穴がありますが、専用ハンドルを使わずに耐熱の鍋つかみでフランジをつかんで使うことも可能です。複数の鍋を並べて使うときなどはハンドルのことを気にしなくていいので便利です。ただフランジも鍋同様に熱くなりますから火傷しないように注意は必要です。

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ちなみにしっかり綺麗にスタックできます。同梱されていたカタログを読むと、サイズ違いの鍋で湯煎をすることできるとのことでした。カタログではチョコレートのテンパリングが紹介されていましたが、たしかにこの鍋ならではのフランジの関係で下鍋の水がチョコレートに入りにくい構造ですね。

さてハンドルは以下のようなシンプルにして頑健そうです。耐久性などはどんなものか確かめていきたいです。

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ハンドルの固定方法がユニークで、ハンドルの裏側にその秘密がありました。

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ハンドルの裏側にポッチ(ストッパー)が見えます。これはハンドルのエンド部分を回転させると突き出てきて鍋のフランジを固定します。まず取り付ける様子を動画でご覧ください。フランジの穴にハンドルを引っ掛けるような方法で取り付けます。ハンドルとフランジの穴の大きさが良くできていて、差し込みや取り外しは簡単ですが、軽くハンドルに荷重がかかるとぐらつくことがなく安定します。一見、なんてことないこのフランジの穴とハンドルの留め具の隙間がよくできているのだと思います。

エンド部分を回転させるとハンドル裏側のストッパーが出てきて、さらにしっかりハンドルと鍋を固定します。エンド部の回転機構は最初は動きが硬い感じがありますが使っているうちにちょうど良い感じになります。この脱着機構はティファールのようなワンハンドでの脱着ではありませんし、回転部が円錐状なのでつまみにくい感じもしないでもないです。扁平にするなどでエンド部を非力の人でも動かしやすくしてもいいのではないかと思いました。

さてこんな小さな突起でしっかり固定できるのか心配になりますが、ロック後に揺すってみても少しも緩むことがありません。鍋の大きさとわず、最大25cmの鍋にハンドルを取り付けてグラグラと動かしてもハンドルがぐらつくようなことはありませんし、実際、液体をたっぷり入れた状態で持ち上げてもビクともしませんでした。

ハンドルの取り外しも簡単で、逆の順番でエンド部を回転させてハンドルをフランジから外すだけです。ハンドルのロック機構もシンプル。使っていくうちに内部に水垢などがたまって動きが渋くなるのかもしれませんが、バネ的な動きがないので故障は少なそうですね。

まだ使い始めたばかりですが、このステンレス三層構造は熱伝導も良い上、保温効果も高くて使いやすいという印象です。ハンドルを取り付けない側にもフランジが出ているので、少し重い場合は両手で運搬できるというのも腕力や握力が心配な人には安心だと思います。家庭用のコンパクトサイズのオーブンレンジにも難なく入りますし、フランジがあるので取り出すときも安心です。

価格は16cm、18cm、20cmの3つと専用のフタ、ハンドルのセットで2万円程度(アマゾンでは13000円代から出ていました)。そのほかにもサイズバリエーションがありますし、蒸し器などもあるようです。

熱源はガスはもちろん、電磁調理器、ハロゲンヒーターにも対応(ただし電子レンジは使えません)。価格についてはIH対応の樹脂加工されたハンドル脱着式よりも若干高めですが、10年間の保証が付いているほどの耐久性のようですので、耐用年数を考えるとすごくお得です。


十得鍋(宮﨑製作所)
http://www.miyazaki-ss.co.jp/products/jyuttoku/

Text : motokiyo

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