• キッチン
  • 2017/2/19 05:00:54

低温調理デバイス「Joule」をアメリカのアマゾンで購入。まずは鶏胸肉を中はジューシー、外はカリカリに仕上げてみた

低温調理法(真空調理法:フランス語でcuisson sous-vide)の家庭でも使える専用調理器具が2012年あたりから販売されるようになり、2015年からは販売数が伸びているのか低価格が進み2万円台に収まるような商品も増えてきています。そんな中アメリカでスービーの伝道師「ChefSteps」が1年前にリリースした「Joule(ジュール)」は機能面・価格面でも注目を集める商品です。日本での販売を楽しみにしていたのですが、関税の関係からかとんと販売される様子がありません。ところがそのJouleがアメリカのAmazon.comで購入可能という情報が入ったため、早速個人輸入して使ってみました。

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アメリカのAmazon.comで買っていいの?買えちゃうの?と思われる方もいらしゃると思いますが、当たり前のようにアクセス元のIPを見て「日本でお買い物しましょう(画面上)」と促されてしまいますが、そんなの無視してアカウントを作ることはもちろんできますし、送付先住所を日本にすることも可能です。お買い物の際には為替と送料と購入後の関税支払いのことを念頭に入れておく必要はありますが、あとは日本のアマゾンのポチりと何ら変わりありません。ただ商品によっては海外配送の対象外などもありますから注意は必要です。

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ということでありました。ChefStepsのJoule Sous Vide。199ドルです。白い円筒状のシンプルな作りです。ならびにはベストセラーとなっているAnovaのプレジションクッカーが129ドルで掲載されています。

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AnovaとJouleは基本機能はほとんど同じです。Jouleは底面がフラットなゴム製でしかもマグネットになっていて鍋に張り付く仕組みになっていたり、水から指定温度にするまでの速度が若干早いなどの違いがあります。ただスマートフォンなどの専用アプリで接続しないと一切操作できないので、そういう点ではAnovaはデバイスの縛りがないので便利ということもあります。今回はJouleを1年ほど待ち続けていたこともあり、アマゾンDASH並みに即ポチってしまいました。

ちなみにちょうどこの時にはいわゆるアマゾンプライムみたいなキャンペーンで送料無料。一週間ほどで手元に到着しました。個人輸入も驚くほど簡単になってきたものです。せっかくなのでアンボックス。

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iOSまたはAndroidで使ってね、と書いてありますね。デザインはアメリカはシアトルのChefSteps、製造は中国です。

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外箱から出てきたのは中箱。ウィスキーのケースか何のデバイス?と思わせる黒いボックス。

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パカっと開けると白い円筒状のJouleとご対面です。

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収納ケースの蓋の内側に基本的に使用方法が紹介されています。基本的にこの5つのステップで使えるということですね。名前の通りChef のStepという感じ。わかりやすいです。

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ナスカの地上絵みたいな基本構造の絵解き。水位をこうしろよとか。英語がわからなくても大体のことがつかめます。

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本体を取り出して見ました。プラグの大きさから概ねのサイズ感がつかめるのではないでしょうか。想像よりもはるかにコンパクトです。鍋を選ばずに使えちゃいそう。

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底面はオレンジ色のゴムでカバーされたマグネットで、鍋底に立てて使えるようになっています。

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温められたお湯が流れ出る穴のようです。

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トップにはLEDの窓と凹みがあります。ここを押すとスイッチが入るようです。

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ひっくり返すと背中はこんな感じ。

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プラグにはアースが付いていますので日本のコンセントには直接させませんが、電力的には変換器などは必要なくそのまま使用できます。

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アース付きプラグを日本向けに変換するプラグ。家電量販店だと280円程度で入手可能ですが、海外メーカーのデスクトップのパソコンを持っているとこのプラグが大体入っていませんか?

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さてJouleを使うにはiOSまたはAndroidのアプリケーションが必要です。それぞれ自分のデバイス用にダウンロードしておきましょう。起動すると以下のような画面からスタートです。

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ウェルカム映像や、Jouleのはじめ方などのスタートアップ用のコンテンツが並んでいます。コンテンツは全て英語ですが、映像なので膨大なページの取扱説明書を読むよりも100倍楽チンですね。

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親切だなあと思ったのは内部洗浄するときの方法。Jouleはあくまでもお湯を循環させるだけで直接食材を煮るツールではないので、基本的に触れるのは水だけですが硬水の場合は何度も使っているとミネラルが付着して白く結晶のようになりがちです。こんなとき口広瓶にJouleを立てて水とお酢を1:1の割合で入れて運転させるのだそうです。

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なおスタートアップガイドの中にJouleを使ったベーシックレシピが5点ほど紹介されています。

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とりあえず「鶏の胸肉」あたりでもポチりますか。最短で55分。放っておいた場合に3時間くらいまでの調理時間だそうです。

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ここからは実際に冷蔵庫から鶏胸肉を準備して一緒にやってみました。まずはジップロック(ストックバッグ)に鶏胸肉を並べます。

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適当に塩をします。基本は重量1%程度の塩分が目安です。実際には結構おおざっぱに放り込みました。

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オリーブオイルを垂らします。Chefstepsには非常にわかりやすくシズル感たっぷりの映像が付いているので、その映像を頼りに適当にやっちゃってもどうにかなります(しっかりと追い込みたい方は別途、sous-videの専門書などをめくることをおすすめします)。

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鍋敷きの上に鍋を置きます。それなりの温度になるので鍋敷きを忘れるなとアプリが言ってますので、コルクを敷きました。いよいよ鍋にJouleを投入です。

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Jouleのスイッチを入れて指定温度をアプリでセットして運転開始です。この時、思っていたよりもお湯の勢いが強くて、用意した鍋が小さくて水が跳ねておりました。

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ちなみに温度が上がっていく様子はアプリ側で確認できます。指定温度に到達するとiPhoneなどアプリから通知があります。

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お湯が指定温度になったらジップロック(ストックバッグ)に入れた鶏胸肉を入れて加熱スタートです。

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しっかりジップロック(ストックバッグ)から水の圧力を使ってしっかり空気を抜きながら最後まで沈めます。

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しっかり沈んだら必要に応じてジップロック(ストックバッグ)内に水が入らないようにクリップなどでとめるようにアプリは解説していますが、その心配もないのでそのまま55分放置。

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運転音は静かです。今回はうっかり鍋が小さかったので水がジョボジョボ音を立てていましたが、モーター音はまるで気になりません。静音設計のエアコンよりも運転音は小さいと思います。気にならないので、いよいよ放ったらかしです。

時間になったらジップロック(ストックバッグ)ごと引き上げます。なおうっかりしてもこのままプラス2時間くらいは大丈夫だよとメッセージが表示されていました。

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フライパンに油を温めてバターを入れてジュワジュワになったらジップロック(ストックバッグ)から取り出した鶏胸肉をつるんとした面を下にして中火で約2分焼き色をつけます。

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こんな感じです。カリカリのいい感じにします。フライパンにしっかり接地しないといけないので、必要に応じて押さえたりしながら焼きます。

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カットするとこんな感じのいい断面に仕上がっています。

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ブロッコリーとブロッコリースプラウトにレーズンと松の実のローストしたものを混ぜたサラダを作りできあがった鶏の胸肉をのせてみました。

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食べてみると中は低温調理法ならではのしっとりジューシー。最後に外側をカリカリにしていますが、中火2分程度だとジューシーさが失われることはありません。アプリには温度と時間による仕上がりを映像でチェックして選択することができるのですが、仕上がりはイメージ通りでした。

Anovaもそうですが、Jouleもアプリでどんどん料理が追加されています。つい先日もチョコレートのテンパリングをこのJouleを使ってやってみましたが見事にクリスタライズできたりと便利です。ご興味があればamazon.comでポチってください。

Text : motokiyo

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