• キッチン食事情
  • 2016/3/23 05:00:54

食料自給率が最下位の東京都が生産高 第1位!?明日葉をパスタソースにして食べてみる

明日葉(アシタバ)は日本原産で、房総半島から紀伊半島と伊豆諸島に自生するセリ科シシウド属の植物です。発育が速いことから「今日、摘んでも明日には芽がでるから明日葉」と言われており、その栄養素も緑黄色野菜としての機能性に加え、抗菌効果、高血圧予防などにも注目されているそうです。

そんなアシタバ生産高全国第1位は食料自給率が47都道府県最下位(熱量ベース1%、生産額ベース4%)の東京都だとか。日本原産にして健康効果もたっぷり期待できそうな野菜が、よりによって東京で最も育てられている(伊豆諸島にお陰ですが)、にもかかわらず!あまりにも知られていない明日葉を食べてみよう。

。。ということで手配して到着した明日葉。

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この明日葉、生産される約90%がサプリメントとなってしまうそうですが、伊豆諸島の方に教えていただいた食べ方としては、天ぷらやおひたし、茹でてツナとマヨネーズ和えにするなどが一般的のようです。

青々とした葉を食べて見ると、苦くはないけれどセリ科特有の人参の葉にも通じるクセのある香りがあります。天ぷらやツナ缶とマヨネーズ和えにする料理例から考えるに、油でクセのある苦さと風味を離脱させようという食べ方なのだと推察します。

そこでこの油を活用する料理という視点で別の展開を考えてみることにしました。

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明日葉にオリーブオイル。油で苦味と風味を緩和させ、

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コクのある風味の松の実を追加。これも油が多い素材ですね。

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明日葉に負けないフレーバーのにんにく。

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旨味を効かせるパルメジャーノ・レッジャーノ。

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ということで、明日葉のジェノベーゼ風を作ってみます。参照したのは以前に制作した映像「Spaghetti al Pest ’77」です。’77としたのは77秒の映像だからで料理とは関係がありません。映像との違いはバジルではなく明日葉ということ、アンチョビを使っていないことです。

にんにくは軽く茹でておきます。

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松の実は炒りましょう(ロースト済みならそのままでもOK)。

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明日葉は、一手間ですが葉と茎に分けます。

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フードプロセッサーに刻んだ茎とにんにくと松の実とオリーブオイルを加えて

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よく混ぜてペースト状にしていきます。

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そこに刻んだ明日葉の葉を加えます

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さらにオリーブオイルを加えます。

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さらにミックスしてソース状にします。

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ボウルに移してパルメジャーノ・レッジャーノの加えてよく混ぜる。

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今回はパック製品までを視野に入れて真空パックにして加熱してみました。

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茹でたフリッジに仕上がった明日葉ソースをからめてできあがり。

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オリーブオイルの力とニンニクとパルメジャーノの風味で、見事に明日葉の強いクセがほどよく調整されて美味しいパスタソースでした。

課題はパックしたソースを翌日食べてみると脂質が酸化したような香りになってしまうこと。実はパスタソースをお土産品として製造できないかを視野に入れて試作を繰り返していたのですが「完成」というには道のりはまだ長いようです。

とはいえ自宅で食べる分には、この明日葉のパスタソースは楽しめそうです。東京都にお住いの皆さんは、日本原産にして東京都が最も生産している明日葉をこのパスタソースで食べて食料自給率1%に寄与するのもいいかもしれませんよ。


 

平成25年度都道府県別食料自給率について
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/zikyu_10.html

Text : motokiyo

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