• 食事情
  • 2017/6/22 05:00:30

Ashrafさんのご当地ビーグル偏愛録(第52回:群馬県みどり市)

こんにちは! Ashrafです。

行楽シーズンにはラッシュの山手線並みに混雑する、わたらせ渓谷鉄道。そのほぼ中間点に位置する神戸駅にやって来ました。無人駅なのですが、当駅にはある意味「日本一印象深い駅そば」があるのです。駅そばといっても、メニューはそば・うどん以外にご飯ものや酒類なども扱うレストランです。しかし、食券制でセルフサービス形式という、駅そばらしさも備えています。

古い駅舎が残っており、映画やCMにもたびたび登場する

古い駅舎が残っており、映画やCMにもたびたび登場する

「神戸」と書いて「ごうど」と読む

「神戸」と書いて「ごうど」と読む

ちょうど昼時に訪問しましたので、観光客がたくさん押し寄せているかなと思っていました。しかし、着いてみると閑古鳥が鳴いている有様。なんと、2017年5月22日に発生した列車脱線事故の影響で、全線運休となっていたのです(私はマイカーで訪れました)。もしかしたら、お目当ての店も休業しているのではないかと、ハラハラしながら駅舎に入り、改札を抜けます。ちなみに当駅では、レストランで食事をする場合には無札での入退場が公式に認められています。

ホームにある「列車のレストラン 清流」は、なんと、列車車両をそのまま利用したレストランなのです。しかも、ホームから店内に出入りします。だから、まるで列車に乗るような感覚です。ホームにある飲食店は珍しくないし、列車車両を使ったレストランも各地にあります、しかし、両者が融合しているのは、私が知る限り全国でここだけです。

改札を抜け、ホーム上の跨線橋を渡ったところにある

改札を抜け、ホーム上の跨線橋を渡ったところにある

列車車両2両を客席として使い、その間に厨房の建物がある

列車車両2両を客席として使い、その間に厨房の建物がある

東武鉄道のデラックスロマンスカーの車両を、ほとんど改造することなく使用

東武鉄道のデラックスロマンスカーの車両を、ほとんど改造することなく使用

テーブルだけは、後から設置されたもの

テーブルだけは、後から設置されたもの。座席間隔にはゆとりがある

トイレや洗面台も使用可能

トイレや洗面台も使用可能

群馬県に来ると、どうしても食べたくなるのが舞茸。谷川岳周辺を主産地とする舞茸は、群馬県の特産のひとつ。首都圏でもポピュラーな食材で、駅そば店でも「舞茸天そば」を扱う店が散見されます。しかし、群馬県内で食べる舞茸天は、首都圏で食べるものとは決定的に違うのです。

それは、大きさ。簡易的なそば店の括りで言及すると、首都圏では細かく刻んでかき揚げ状にするのが一般的です。しかし群馬県では、ひと株をいくつかに割って、ブロック状のまま揚げる店が多いのです。だから、かぶりつく楽しみと歯ごたえ、そして舞茸特有の香りを存分に楽しめるのです。決して上品ではないのですが、舞茸をガッツリと食べたい方には、群馬県への旅がオススメです。「列車のレストラン 清流」の舞茸天もブロック状で、6つもトッピングします。1杯の舞茸天そばに、舞茸を半株くらい使っているのではないでしょうか。見事に群馬県らしい舞茸天そばです。「列車のレストラン 清流」の他では、上越新幹線上毛高原駅構内の「上毛高原そば」、道の駅「月夜野矢瀬親水公園」内にある軽食コーナーの舞茸天うどんも、同様に食べごたえがあってオススメです。

濃いめのつゆも、群馬県らしい部分。量が多く、1杯で満腹になる

濃いめのつゆにも、群馬県らしさを感じる。量が多く、1杯で満腹になる

「列車のレストラン 清流」では、舞茸天だけでなく千切りのニンジンも一緒にトッピングします。これがまた、群馬県らしさを増長させます。群馬県の郷土麺料理といえば「おっきりこみ」が有名です。おっきりこみは、きのこや野菜などと一緒に幅広のうどん麺を煮込んだもの。舞茸天そばにニンジンが少し入るだけでも、少しおっきりこみに近づいたような印象を受けるのです。舞茸とニンジンは、味覚的な相性も抜群です。

麺は上品な香りで、甘みも感じる。少しモチモチ感のある歯ざわり

麺は上品な香りで、甘みも感じる。少しモチモチ感のある歯ざわり

大ぶりの舞茸天を食べたくなったら、迷わず群馬県へGO!

舞茸天を豪快に食べたくなったら、迷わず群馬県へGO!

わたらせ渓谷鉄道は、6月10日に全線で運転を再開しました。「列車のレストラン 清流」も、賑わいを取り戻していることでしょう。今回は私以外にひとりもお客さんがいないというローカル線の風情を楽しみましたが、次回はぜひ土日に行って、観光列車の風情を楽しんでみたいと思います。列車は、乗客の数によって旅感がまったく異なるものですから、混雑時には閑散時とは違った表情・魅力を感じることができるのではないでしょうか。

 

約2年間にわたってお送りしてきました「Ashrafさんのご当地ビーグル偏愛録」は、今回でひとまず最終回となります。短い間でしたが、私の記事を楽しみにしてくださった方々に、厚く御礼申し上げます。またいつか、記事を皆様にお届けする機会に恵まれましたら、またご贔屓にしていただければ幸いです。

ありがとうございました。

 

☆☆お店データ☆☆

「列車のレストラン 清流」

  •  わたらせ渓谷鉄道神戸駅構内(2番ホーム)
  •  定休日/冬季の月曜
  •  営業時間/11:00~16:30
  •  主なメニュー/舞茸天そば・うどん820円、きのこそば・うどん620円、かけそば・うどん460円

Text : ashraf

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