• 食事情
  • 2017/6/3 05:00:36

ああ、納豆甲子園!第21回 東京都予選(その17)

全国の納豆を集め、そこから最も ”納豆らしい納豆” を決める試み、「納豆甲子園」を誰に断ることなくやっております。ここでいう納豆らしいとは、以下の3つの要素。

D値:ダサ度(4点満点) 郷愁の度合い。ネーミングやジャケット(パッケージ)のそれらしさの評価。

K値:クサ度(3点満点)風味の度合い。納豆臭さ、香りの強さの評価。

N値:ネバ度(3点満点)菌の元気度。粘りの強さ、糸の数と密度の評価。

つまり、最も洗練されていない、垢抜けない納豆のことで、最もおいしいではありませんのでご注意を。詳しくはこちらをご覧ください。

連載第1回 http://magazine.shokuikuclub.jp/food/20161105_114005/

【東京のさらにはずれの納豆】
前回に引き続き、西の大手の保谷納豆のご紹介です。商品数が多く随分と長い旅になりましたが残り3回、よろしくお願いします。

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【49番 手造り経木納豆 昔ながら 保谷納豆(東村山市青葉町)】

きちんと経木のみの納豆。北海道を推したパッケージはいかにも力をいれているのが伝わってくる。それより何よりこれが凄いというか珍しいのが、経木で2個組みというところ。他の会社だと「経木なんだぞ!」アピールで終わっていて、それだけで満足してしまうことが多い。ここはそんな事は特に鼻にかけるわけでもなく、さらっと2個組にして、正面から見るとそれが良く伝わらない。気前が良いというか、ざっくりしてるというか。
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かき混ぜると細い糸がたくさん引き、優しいねばり。豆の甘みが濃厚で、後味にかすかな苦味が上品に。
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D3 K1 N2 合計6

【50 豆くらべ味くらべ 保谷納豆(東村山市青葉町)】
これも経木の納豆。ちょっと面白いのは経木の上の包装紙に藁苞のアップのプリントが施されている。手法としては幼稚になりがちだがスケールを変えたことで納豆の柄としての新しいデザインになっている。字がもう少しくずしてデザインしてあればスッキリと垢抜けたものになりそうだが、そうしないのが逆に好感がもてる。チョコレートのジャケットでないんだからこれで良いのだ。
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鋭い香りが鼻をつき、どうやら期待できる。かき混ぜるとこちらも糸が細くねばりも優しい。豆の甘みと苦味のバランスが良く、野性味に溢れた感じ。むしろこちらのほうが昔っぽいか。
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D3 K2 N1 合計6

【51番 炭火納豆 保谷納豆(東村山市青葉町)】
赤がポイントの食べ物ではよくあるデザインだが、このみちのく感はなかなか出せるものではない。秋田のなまはげや天狗が手に持ってても違和感がない感じ。この紙はのってるだけのカバーではなく、それぞれの蓋になっている。よって分けると「炭火」と「納豆」に別れるのも面白い。

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香りはあっさり抑え気味。かき混ぜると膜と泡が両方元気に引き、抵抗も強い。豆は柔らかくはあっさりと蛋白。なまはげや天狗というよりは草食系な品のいい納豆。
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D3 K1 N3 合計7

Text : masaei

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