• 食事情
  • 2017/5/7 05:00:40

この冬最後に紹介するのは、島大根(鹿児島県、南九州)

島大根_1(本文用)

 

ふたつ並べた、この大根。

そのどちらも、同じ大根です。

鹿児島県、南九州あたりで広く栽培されていた「島大根」

この冬、最後に紹介する大根となりそうです。

 

多様性の幅。

同じ野菜でも小さかったり、大きかったりする在来の野菜たちの多くは、一つ一つが個性的です。でも、1個いくら、1袋いくら、にするためには、同じ大きさや重さであること。これは今の私たちのお買い物の仕方ですね。

こういった在来の野菜たちの中でも、とにかく、その多様性の振り幅が大きい野菜がたくさんあるのですが、この島大根もその一つ。

毎回、農家さんから届く野菜の大きさが、、、違います!

でも、それらは一つ一つ、その自然美を放っていたりするのです。

 

島大根_2(本文用)

 

この大根は、どんな形に育っても、そのほとんどの肩に美しい紅色がのります。

そして紅い線が横に入っています。

 

島大根_3(本文用)

 

こちらは、まんまるい大根!

一見、かぶ?と間違えそうなほどの、球体です。ですが、こちらにもちゃんと肩に紅色がのっていますね。

 

今は端境期、といって、農家さんたちの畑には夏野菜たちが芽吹いている時期。だから、今、出荷される野菜というのは旬の短い春の葉物たちがメイン。そして、だんだんと夏に向かうと農家さんたちが今年初めて採れた野菜たちを送ってくれるのですが。その時の農家さんたちの

 

「今年のこれはどげんじゃろか。みんな喜んでくれるじゃろか。」

 

という言葉が、夏野菜がスタートする合図。

 

「美味しいですよ、最高に。たくさん買いますからね、豊作だといいですね!」

 

私たちは、これまで「祭り」の意味がよくわからなかったし、これからもそこへ祈る気持ちというのは理解できないだろうと思っています。そういう時代に生きているのですが、この多様性のある野菜たちと一緒にいると、自分たちのできる範囲の中で、お祭りをしたくなる。祈りたくなる。

なるべくなら天候や自然の災害などの影響をうけずに、この野菜たちをたくさんの人たちに届けられますように、と!

Text : warmerwarmer

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