• 食事情
  • 2017/4/22 05:00:58

ああ、納豆甲子園! 第15回 東京都予選 (その11)

世界中の納豆ファンのみなさま、こんにちは!逆にきらいな方にはごめんなさい。
日本中の納豆を集めて最も「納豆らしい納豆」を決める納豆甲子園を誰に断ることなくやっております。ここでいう納豆らしいとは、
ダサさ(郷愁を誘う)、クサさ(風味がある)、ネバり(菌が元気)
つまり、最も洗練されていない、垢抜けない納豆のこと。最もおいしいではありません。
詳しくはこちらをご覧ください。
連載第1回 http://magazine.shokuikuclub.jp/food/20161105_114005/
【東京のはずれの納豆】
前回に引き続き、青梅市の菅谷食品5回目で最終回。最後は大手ならではの本格的な納豆を揃えました。
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【31番 小粒(経木) 菅谷食品(青梅市友田町)】

最初のほうで紹介したカップのもの。うまいなあ、と思ったら経木でも出していました。大江戸せいろ蒸し、に加え「石室炭火造り」」と新たに記載が。どんものなのか様子は見てませんが、作り方に名前をつけるセンスが良いというか、何かあるぞ!と期待させてくれるのが上手。
レイアウトもこれまで同様あっさりとシンプル。経木もきちんと見えて良いと思います。

t31j(本文用)

かき混ぜて伸ばすと糸がドンドン細くなり、それでも全く切れない。本当によく伸びる。味はコクと苦味がしっかりある、上級者向けな感じ。

t31b(本文用)

採点
ダサ度(郷愁を誘う)2 ネーミングやジャケット(パッケージ)のそれらしさ(4点満点)
クサ度(風味がある)1 納豆臭さ、香りの強さ(3点満点)
ネバ度(菌が元気)2 粘りの強さ、糸の数と密度(3点満点)
合計 5点

【32番 黒豆(経木) 菅谷食品(青梅市友田町)】
31番同様の仕様。さらに22番と同じように青を入れて、その黒豆の黒でない色の鮮やかさが表現されている。

t32j(本文用)

ゴツゴツした大きい豆なのに色は細かく柔らか。食べると見た目よりフワフワした食感で、コーヒーのようなクセのある苦味も。おつまみとして食べたい。

t32b(本文用)

採点
ダサ度(郷愁を誘う)2、クサ度(風味がある)0、ネバ度(菌が元気)1、 合計 5点

【33番 本造り(藁苞) 菅谷食品(青梅市友田町)】

t33j(本文用)

最後は食べるのが面倒なのに、だんだん好きになってきた藁苞。
ここには豆のキャラクターもせいろのイラストも勢揃いし、フラッグシップな力の入れようを感じます。さらにこれまでの筆文字もここではよりいっそうこってり力が入った仕上がりで、そのまま日本酒にも出来そうなほどの重厚感。とても期待できます。

t33.b(本文用)

相変わらず食べるまでに10分近くかかりながら取り出すし、かき混ぜると糸の細かさが凄い。菌に満ち溢れる感じ。糸が細かく、多く、切れない。藁のほうが不安定で難しく、パックのほうが美味しいものが作れると聞くが、これを見るとどうして疑ってしまう。
食べてみると今までにないコクと苦味が広がり、さらにちょっとしたしびれのような刺激も。ちょっとの量で満足感あるしっかりした納豆。猟師さんの本で、肉屋の肉と違ってジビエの肉はそれほど量が食べれない、とあったのを思い出した。

採点
ダサ度(郷愁を誘う)2、クサ度(風味がある)2、ネバ度(菌が元気)3、 合計 7点

次回もまた珍しい東京納豆を探してきます。改めて東京は広くて、地方なのだと思いました。

Text : masaei

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