• 食事情
  • 2017/4/15 05:00:32

Ashrafさんのご当地ビーグル偏愛録(第47回:広島県広島市)

こんにちは! Ashrafです。

今回はJR広島駅にやってきました。中国地方随一の大都市の代表駅だけあって、華やいだ雰囲気があります。そして、当駅の駅そば「驛麺家」にも、個性的なメニューがたくさんあります。ここは私のお気に入り店のひとつ。これまでに10回近く食べています。

広島駅の駅そばは、かつては各ホームにありました。しかし近年、新たに整備された連絡橋に移転・集約されています。経営の効率化ということでしょうか。ホームがたくさんある駅で、ホーム上の駅そばがすべての乗降客をカバーするためには、ホームの数だけ店舗が必要になります。連絡橋上にあれば、1店舗ですべての乗降客をカバーできるわけです。エキナカや駅周辺のファスト系飲食店が増え、競争が激しくなった現代では、やむを得ない処置でしょう。ホームの駅そばには、何物にも代えがたい独特な雰囲気がありますから、個人的には少し残念に感じる傾向ではありますが。

連絡橋上に移転して、店名も変わった

連絡橋上に移転して、店名が付された

かつて1番ホームにあった店舗。ネオン管が独特な旅情を演出していた

かつての1番ホーム店舗。ネオン管が独特な旅情を演出していた(2014年8月撮影)

旧店舗は閉鎖され、解体を待っている状態

旧店舗は閉鎖され、現在は解体を待っている状態。淋しい

広島駅の駅そばの名物は、「わらじ天」の愛称でおなじみの天ぷらそば・うどんです。草鞋のような楕円形をして、草鞋のように巨大な天ぷら。私も広島ではこれを食べる機会が圧倒的に多いです。また、市民球団の広島東洋カープを応援するメニューとして販売されている「がんばれカープ 赤うどん」も、新名物になっています。真っ赤な麺は紅麹による着色で、合成着色料は使っていないので、安心して食べられます。

わらじ天が丼からはみ出しているのがポイント

わらじ天が丼からはみ出しているのがポイント

ホーム時代の天ぷらそば。よく見ると、ネギが変わっていることがわかる(2008年9月撮影)

ホーム時代の天ぷらそば。よく見ると、ネギの種類が違う(2008年9月撮影)

赤うどんにも、わらじ天がトッピングされる

赤うどんにも、わらじ天がトッピングされる

ホーム時代の赤うどん。量が多く、値段も高かった(2009年12月撮影)

ホーム時代の赤うどん。量が多く、値段も高かった(2009年12月撮影)

しかし、今回メインに紹介するのは、これらではありません。前回訪問したとき(2014年12月)にはなかった、新作メニューの「がんす天そば」です。

「がんす」というと、主に語尾につける広島弁を真っ先に思い浮かべます。「~です」「~でございます」という意味。某人気漫画に登場する「オオカミ男」の口癖としても有名です。ただし、同様の方言が山形県庄内地方にもあることから、「オオカミ男は広島出身である!」とは断言できません。

この広島弁をそのまま付した広島名物が、「がんす」。それをトッピングしたそばが「がんす天そば」というわけです。

「かつそば」のように見えるがんす天そば

「かつそば」のように見えるがんす天そば

がんすは、魚のすり身にパン粉の衣をつけて揚げたもの。つまり、魚肉練り製品のカツです。「驛麺家」では、正円形のものを食べやすく4つにカットしてのせています。ちなみに、この前日に別の店(駅そば店ではありません)で食べた「がんす」は、四角形のものでした。形は製造業者によってさまざまなようです。

パン粉の衣がついているので、衣をつけないさつま揚げや天ぷら粉の天ぷらに比べると、甘みを強く感じます。つゆが衣にしっかりと浸みるので一体感が得られますが、それでもなお甘みがやや勝った印象を受けます。塩コショウの下味がつけられており、これらも少し強く感じます。

厚さは、7ミリくらい。厚めの衣につゆがしみわたる

厚さは、7ミリくらい。厚めの衣につゆがしみわたる

使う魚の種類が違うのでしょうか、さつま揚げのような弾力はあまりなく、どちらかというと魚肉ソーセージに近い食感・風味でした。そう考えると、東京の立ち食いそば店でも魚肉ソーセージの天ぷらを出す店が散見されますので、極端な違和感はありません。

でも、どうでしょうか。個人的には、そばにのせるよりも、温かいご飯にのせて、中濃ソースをかけて食べてみたいと感じました。マヨネーズと合わせても美味しいと思います。塩コショウの下味が付いていますので、出汁の香りと少しいがみ合うような印象も受けます。コショウをかけて食べるラーメンの方がすんなりとなじむかもしれません(ラーメン500円の扱いもあり、がんす天単品100円を追加することも可能)。

天ぷらそば、赤うどん、そしてがんす天そば。どれも、一度は試してみる価値のあるメニューです。広島へは、少なくとも3回は足を運ぶことをオススメします!

 

☆☆お店データ☆☆

「驛麺家」

  •  JR山陽本線ほか広島駅在来線改札内
  •  定休日/なし
  •  営業時間/6:00~22:30
  •  主なメニュー/天ぷらそば・うどん370円、がんばれカープ 赤うどん410円、がんす天そば・うどん420円

Text : ashraf

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