• 食事情
  • 2017/4/8 05:00:39

ああ、納豆甲子園! 第14回 東京都予選 (その10)

世界中の納豆ファンのみなさま、こんにちは!逆にきらいな方にはごめんなさい。
日本中の納豆を集めて最も「納豆らしい納豆」を決める納豆甲子園を誰に断ることなくやっております。ここでいう納豆らしいとは、
ダサさ(郷愁を誘う)、クサさ(風味がある)、ネバり(菌が元気)
つまり、最も洗練されていない、垢抜けない納豆のこと。最もおいしいではありません。
詳しくはこちらをご覧ください。
連載第1回 http://magazine.shokuikuclub.jp/food/20161105_114005/

【東京のはずれの納豆】
前回に引き続き、青梅市の菅谷食品4回目です。

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【28番 有機 菅谷食品(青梅市友田町)】

誰が書いているのか、ここの筆の題字はどれも素敵。ラフにならず、上品すぎもしない、やりすぎない感じが良いのか。これもここまで素敵に書けたら、それだけでビシっと決めたいところだが、コピーをちりばめて手に取りやすいデザインにまとめている。カッコ良ければ良いってものでない、納豆のデザインの基本に沿った良い例。

t28j(本文用)

混ぜる前に既に糸が引いてる。そして混ぜると柔らかく細かい沢山の糸がやがて1本に自然とまとまった。これが有機の力か。香りは藁苞のようなきちんと香ばしい香りで、味はあっさりだがふっくらした感触。

t28b(本文用)

採点
ダサ度(郷愁を誘う)3 ネーミングやジャケット(パッケージ)のそれらしさ(4点満点)
クサ度(風味がある)1 納豆臭さ、香りの強さ(3点満点)
ネバ度(菌が元気)3 粘りの強さ、糸の数と密度(3点満点)
合計 7点

【29番 ひきわり納豆 菅谷食品(青梅市友田町)】

21番のひき割りとの違いはこちらではせいろではなく釣瓶に鉄釜のようなイラストに変わっている。このイラストの民芸的なテイストと大胆な筆文字の組み合わせがとても良い。色数もおさえてシンプルなのに、品が良すぎないバランス。
新しいデザインツールや印刷技術を使いながらも納豆らしい素朴なテイストも失わない、これらかの納豆デザインのひとつの正解な気がした。

t29j(本文用)

この話の最初に出てきた納豆品評会の今年のひき割り部門を受賞したのがまさしくこれ。
混ぜるとトルコアイスのようにふっくらフワフワとよくまとまり、これまで食べたひき割りとは違うものだった。ご飯にかけるだけではもったいない。完成形が浮かばないが、スイーツとか色な可能性を感じる素晴らしい納豆と思う。

t29b(本文用)

採点
ダサ度(郷愁を誘う)4、クサ度(風味がある)0、ネバ度(菌が元気)1、 合計 5点

【30番 つるの子納豆 菅谷食品(青梅市友田町)】

t30j(本文用)

ボタンのような家紋のような金の模様をバックにこれまたイカす筆文字。これも昭和の大河ドラマのオープニングのよう。徳川家康、または利家とまつ、で決まりだろう。

t30b(本文用)

なんとこれも2年前の納豆品評会のメダリスト。どうやらここは品評会の常連なのだろうか。
モチモチの大粒で、舌触りが良い。確かに徳川家や前田家のように裕福な感じがするリッチな味わい。

採点
ダサ度(郷愁を誘う)3、クサ度(風味がある)1、ネバ度(菌が元気)2、 合計 6点

次回も菅谷食品をお届けします。

Text : masaei

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