• 食事情
  • 2017/3/15 05:00:01

Ashrafさんのご当地ビーグル偏愛録(第45回:神奈川県藤沢市)

こんにちは! Ashrafです。

小田急沿線に展開する「箱根そば」にも店舗ごとの違いがあるということを、ご存知ですか?

かつて、「箱根そば」では店舗ごとに麺が違っていました。全店舗がバラバラということではありませんが、生麺を使う店舗と茹で麺を使う店舗が混在していたのです。しかし近年になって統一化が進められ、現在は全店舗で同じ生麺を使用しています。クオリティが均一化されて安心感が増したと喜ぶ方が多いでしょうか、それとも店舗ごとの違いがなくなってつまらなくなったと嘆く方が多いでしょうか。

私はどちらかというと後者なのですが、改めて巡ってみると、店舗の個性がまったくなくなったわけではないことに気づきました。そば・うどんについてはほとんど違いがありませんが、カレーライスやラーメンなどに、各店舗の個性があったのです。今回は、ラーメンの話を。カレーライスについては、また別の機会に掘り下げようと思います。

訪れたのは、六会日大前店。間口がとても広く、ファミリーレストランのようなゆったりしたボックス席を擁する、優雅な駅そば店です。これは女性も入りやすいだろうなと思っていたら、次から次に入る入る。スーツ姿のOLさんなどが、ボックス席で談笑を交えながら食事をして、食後もおしゃべりに興じています。ドリンクバーがあったら、3~4時間は居座りそうな気配。都心部の店舗では、なかなか見られない光景です。

店内照明も明るく、女性ひとりでも入りやすい雰囲気

店内照明が明るく、混雑具合も外から見える。女性ひとりでも入りやすい雰囲気

ラーメンを扱う「箱根そば」という時点ですでに少数派なのですが、六会日大前店には店舗限定の「六会ラーメン」まで設定されています。

こんな変り種ラーメンまで扱う(このメニューは店舗限定ではない)

こんな変り種ラーメンまで扱う(季節限定。これは店舗限定ではない)

注文したのは、当然ながら六会ラーメンです。ワンコイン価格に設定されているのが嬉しいですね。気軽に試せます。

六会ラーメンは、ベースは醤油味のラーメンなのですが、スープにラー油を加えてあるので、味わいが違います。辛いのではなく、ごま油が芳醇に香ります。トッピングは、店揚げのかき揚げ天ぷらと、プレス成型していない「海女海苔」。見た目にもなかなか豪華な一杯で、450円。通常のラーメンが420円であることを考えると、とてもお得な設定に感じます。チャーシューやメンマなど、ラーメンの定番トッピングを省くことで、安価での提供を実現できているのでしょうか。

味噌ラーメンのような色合いだが、スープのベースは醤油味

味噌ラーメンのような色合いだが、スープのベースは醤油味

かき揚げと海苔とラー油、合うのかな? 半信半疑で食べてみると、これがすばらしいマッチングでした。特に海苔とラー油の相性がよく、ちょっと韓国海苔のを連想させる風味に。プレス成型した海苔よりもスープに馴染みやすく、麺によく絡み、それでいてあまりグズグズにはならないので、麺やスープと一体化しつつも、海苔としての存在感が残ります。

麺は、中太の縮れ麺。麺自体の甘みが強いタイプだ

麺は、中太の縮れ麺。麺自体に甘みがあるタイプだ

かき揚げは、旨味を演出。これは好みの問題になってきますが、私は少し旨味が勝りすぎてしまうように感じます。後半に、少し飽きが来ました。1/3くらいでよかったかもしれません。あるいは、天かすの方が釣り合うかと。

私は、普段からかき揚げそばよりもたぬきそばを好んで食べている人間。だからそう感じただけで、普段かき揚げそばを好んで食べている方にとっては、このくらいの旨味バランスでちょうどよいと感じるかもしれません。

藤沢市は、湘南のイメージが強い街。しかし、六会日大前駅は相模湾から少し離れていて、海のイメージから少し外れます。ベタベタの海っぺりではなく、ひと街はさんで海を感じる街。海を連想させる海苔の香りと、陸を連想させるラー油やかき揚げ。私には、このマッチングが海からの微妙な距離感までをも表現しているように感じられました。少し想像が飛躍しすぎているかもしれませんが、いろいろと想像を巡らせたくなるほど強く印象に残る一杯だったのです。

 

☆☆お店データ☆☆

「箱根そば」 六会日大前店

  •  小田急江ノ島線六会日大前駅改札外
  •  定休日/なし
  •  営業時間/7:00~21:00(土日祝は~19:00)
  •  主なメニュー/六会ラーメン450円、たぬきそば350円、かき揚げ天そば390円

Text : ashraf

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