• 食事情
  • 2016/10/30 05:00:32

Ashrafさんのご当地ビーグル偏愛録(第36回:神奈川県川崎市)

こんにちは! Ashrafです。

今回は、首都圏にお住まいの方にはお馴染みの立ち食いそばチェーン「富士そば」からお送りします。舞台は、東急東横線元住吉駅を出て左すぐのところにある、元住吉店です。元住吉駅には東口と西口がありますが、どちらから出ても左すぐです。

この店舗がある商店街は、「ブレーメン通り商店街」と呼ばれています。戦後間もなく商店会が結成されたときには、「住吉商興会」という名称でした。1975年に振興組合が設立されて「元住吉西口商店街」となり、地域住民に親しまれてきました。

この商店街が大きな変化を遂げたのは、1985年に中小企業庁より「コミュニティマート構想モデル商店街」の指定を受けてからでした。これを契機に商店会は中世ヨーロッパ風の街づくりを目指すことになり、1990年に名称も「モトスミ・ブレーメン通り商店街振興組合」に変更されたのです。

翌年にはドイツ・ブレーメン市にある商店街「ロイドパサージュ」と友好提携を結び、本格的な国際交流がスタートしました。友好の証として、商店街の中心部にはロイドパサージュから贈られた「ブレーメンの音楽隊」像が設置されています。また、定期的に相互訪問してイベントを開催しています。

富士そばが入店するビルにも、「ブレーメンの音楽隊」が

富士そばが入店するビルにも、「ブレーメンの音楽隊」が

このような場所に立地している「富士そば 元住吉店」。チェーン店であっても、街をあげての国際交流を蔑ろにするわけにはいきません。ドイツに因んだ店舗オリジナルメニューを2つ用意し、交流促進に貢献しています。

ひとつは、ジャンボサイズのソーセージと皮つきフライドポテトをトッピングした「ブレーメンそば」です。ポテトに関しては、昨年立ち食いそば業界で「ポテそば」が旋風を巻き起こした実績がありますので、もはやそれほど抵抗を感じる人はいないでしょう。しかし、ソーセージはどうなのでしょうか。これまで立ち食いそばのメニューにはほとんど登場しなかった食材です。似たものとしては、せいぜい魚肉ソーセージのトッピングを用意する店が何軒かある程度。それも、その多くは天ぷらに仕立ててあります。

ソーセージの圧倒的な存在感! 美味しい以前に、「楽しい」

ソーセージの圧倒的な存在感! 美味しい以前に、見た目にとても楽しい

恐る恐る、ひと口。顎に少し力を入れると、テレビコマーシャルに使えそうな「パリッ」という音。その瞬間、「これはイケる!」と確信しました。味覚的に、問題ないです。とりわけそばとの相性が良いというわけではありませんが、麺やつゆに悪影響を及ぼすことはないし、逆につゆの香りがソーセージの旨味に水を注すこともありません。1+1が、3にはならないけれど、しっかりと2になります。

ソーセージは旨味がとても強いし、そばつゆには合わないであろうブラックペッパーが利いているので、かなり不安でした。でも、意外にも双方があまり干渉することなく、ソーセージはソーセージで美味しいし、そばはそばで美味しく食べられたのです。

ブレーメンそばは、温・冷両方に対応しています。温かいそばでいただくと、ボイルしたてでアツアツのソーセージがよく馴染んで美味しい反面、ポテトがグズグズになりやすいというデメリットがあります。ポテトがあまり長時間つゆに浸からないよう、先に食べてしまうか、麺を寄せるなどして「陸地」を作り、避難させておくといいかもしれません。一方、冷たいそばでいただくと、ポテトは歯ごたえを残した状態でいただけるのですが、ソーセージとそばの温度差がちょっとギクシャクした印象になります。別盛りで出したのでは印象力が弱まるだろうし、ソーセージが冷めていたのでは美味しさが半減してしまうでしょう。どのような食べ方をしても100%のパフォーマンスにはならないのが、ちょっと辛いところでしょうか。

冷やしにはワサビが付くが、これを使うかどうかは慎重に考えて

冷やしにはワサビが付くが、使うかどうかは慎重に考えて(私は使わなかった)

それでも、とても斬新でユニークだと思うし、ご当地性もしっかり出ていてよいと思います。価格も、きっちりワンコイン範囲内に収まっています。首都圏に100店舗以上ある富士そばの中でも元住吉店でしか食べられないというオンリーワンの魅力もあります。なお、ソーセージやポテトは単品注文も可能。いろいろなそばメニューに追加トッピングする手もあります。

ふたつめは、ドイツビールのレーベンブロイ(生)。ビールが飲める富士そば店舗は決して珍しくありませんが、レーベンブロイを飲めるのはここ元住吉店だけ。コクのある苦味とほのかな甘み、そしてスッと舌先を撫でる酸味は、ドイツビールならではの醍醐味です。そして、ソーセージやポテトを単品注文すれば、立派なおつまみになります。

私のように、キレよりもコクを重視するビール党に最適!

私のように、キレよりもコクを重視するビール党に最適!

実は、富士そばのビールには、店舗によって違いがあります。アサヒスーパードライを出す店舗が一番多いですが、「ふじ酒場」のブランドを掲げる店舗ではサントリー社のビール(プレミアムモルツまたはモルツ)を用意しています。さらに、代官山店のヱビスビール、三光町店のハートランドビールなど、店舗限定のビールもあります。日本酒やハイボールを出す店舗もあります。おつまみも店舗によって用意しているものがまるっきり異なります。富士そばの各店舗でちょい飲み巡りをするのも、なかなか楽しいですよ!

 

☆☆お店データ☆☆

「富士そば 元住吉店」

  •  東急東横線元住吉駅徒歩すぐ
  •  定休日:なし
  •  営業時間:24時間営業
  •  主なメニュー:ブレーメンそば 温・冷各490円、レーベンブロイ(生)390円、おつまみソーセージ200円、おつまみポテト150円

Text : ashraf

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