• レビュー食事情
  • 2016/2/17 05:00:57

三分づき玄米のポン菓子シリアルは米食のベテラン・ルーキー

中尾佐助著『料理の起源(NHKブックス)』に穀物料理の一般法則として材料発散過程と収斂過程の法則というのが紹介されています。簡単に言えば食べ方のバリエーションが増えて行く食材は発展していき、単一の方向に向かって収斂していくものは衰退していくという考え方です。

そういえば日本の米の食べ方のバリエーションってどうなのかなと心配になりました。思いおこせば、1996年にローマで開催された、第1回世界食料サミットでも日本は、第1類のコメを特徴的な食料とする国ではなくて、第2類のトウモロコシを特徴的な食料とする国に分類されていました*。

今でこそ米粉パンなどの研究が進みはじめていますが、白飯至上主義みたいな暗黙の権威が米を食べるバリエーションを狭めているような気もします。そんなところに手にしたのが玄米シリアル。

20160211-1

玄米をシリアル加工してある商品は「玄米フレーク」などがありますが、こちらは大正時代から昭和中期にかけてメジャーだった「ポン菓子」状にしてある商品のようです。「ポン菓子」をご存知のない方も多いはず。以下動画をご覧ください。

「牛乳をたっぷりかけてシリアル朝食にもどうぞ」とあります。これ豆乳にしてもいいかもしれませんね。

20160211-2

原料は国産米で三分づき精米100%とのこと。

20160211-3

さらに裏面を確認してみると、国産米に加えて砂糖と食塩も使われています。パッケージサイズは5kg米が入る袋サイズですが実際の内容量は260g。製造は高知県にある株式会社南国製菓となっています。製造する手間はありますが260g/pは、販売パフォーマンスは玄米をそのまま売るよりも良いのかもしれません。

20160211-4

「玄米の胚芽や外皮を適度に残した3分づき(精米)の玄米をパフし甘さひかえめに味付けしました。自然のままのおいしさをお召し上がりください」とのこと。

20160211-5

100gあたりの栄養成分は写真下の通り。

20160211-7

では早速食べてみましょう。器に入れてみると見るからにポン菓子

20160211-8

牛乳をたっぷり注いでみます。

20160211-9

食べてみると、まあ、ポン菓子です。

玄米フレークなどよりもはるかに軽く、ふかふかした食感で牛乳を吸いやすいため、上はサクサク、下の方はしっとりしています。程よく上下の両方をスプーンですくって食べるのがいいかもしれませんね。

20160211-10

玄米フレークとの合わせ技なんかも「あり」な気がしますね。米シリアルはお菓子への転用もできるし、ちょっと前にあったグラノラブームなどとも合わせたりと、これからの米食バリエーションの担い手として期待したいです。


*栄養面から見た日本的特質
http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/eiyo.html

Text : motokiyo

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して食育通信onlineは一切の責任を負いません。

ページ上部へ
ツールバーへスキップ