• 食事情
  • 2015/9/16 05:00:44

家庭で、店舗で、食品ロスを削減するプロジェクト

まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を「食品ロス」といいます。食品ロスを削減して、食品廃棄物の発生を減らしていくために、家庭内にある食品をしっかり管理しようという取り組みや、食品を販売している店舗で賞味期限切れをチェックして皆んなで購入しようというユニークな取り組みがスタートしたのでご紹介します。

農林水産省によれば食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」は500〜800万トン(H24年で642万トン)です。海外への食料援助が390万トンですので、食品ロスはその二倍にものぼります。食品ロスが発生するのは鮮度の低下や、消費期限・賞味期限を過ぎたという理由がもっともウェイトをしめています。

http://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/pdf/hurorev2.pdf

出典:農林水産省ウェブサイト「食品ロスの現状(フロー図)」 http://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/pdf/hurorev2.pdf

日本でもこういった状況に対応すべく2000年頃からフードバンクの活動がはじまり、さまざまな団体が生まれて食品企業の製造工程で発生する規格外品などを引き取り、福祉施設等へ無料で提供するなどの取り組みが行われています。

ヨーロッパでは、2015年5月にフランス議会で大手スーパーマーケットを対象に、売れ残った食品の廃棄を禁止する法案を満場一致で可決したことを皮切りに食品ロスを減少させようという動きが活発になってきました。

食品ロスを減らしていくために家庭の食品の管理は大切です。イギリスのSehunoh Design Studioは、家庭での食品ロスを減らすためのFoodeeをリリースしました。Foodeeは、食品のバーコードスキャナとスケール(重量計)とスマートフォンアプリの3つで構成されています。

購入した食材をバーコードスキャナにかざして、スキャンしておくと賞味期限が近づいてくるとスマートフォンに通知が入ります。記録された食品の情報をもとにさまざまなレシピが配信されて、無駄なく食品を使いきれるように導いてくれる機能も。スマートスケールを使うと、今ある食材の量にあわせてレシピを調整してくれます。

どう使い切ったらいいかわからないまま「冷蔵庫の肥やし化」を防ぐことができそうです。

一方、スーパーマーケットなどの食品売り場にある賞味期限切れの食品をクラウドソーシングを使ってシェアして買おうと呼びかけるサービスがFroodlyです。フィンランドのヘルシンキでこの9月1日にスタートしたFroodlyは、スーパーマーケットの賞味期限切れ(あるいは間近)で特売になっている情報をWEBでシェアしようという取り組みです。

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http://froodly.com/

まずスーパーマーケットで賞味期限切れの特売品を発見した人がアプリケーションを使って画像をアップロードします。売り場にいる人からのリアルタイムな情報提供で、割引商品の概要や販売場所、価格などがシェアできるという仕組みです。

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http://froodly.com/

消費期限が切れる食品の消費率を上げることで食品ロスに一役買おうという仕組みです。

日本でも賞味期限ギリギリの食品を特売で販売すると、わっと人だかりになって売れているので、さらにクラウドソーシングに組み合わせて上手に食品ロスが減少すると良いですね。


Foodee:http://www.sehunoh.com/foodee.html

Froodly:http://froodly.com/

 

Text : motokiyo

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