• 食事情
  • 2015/5/23 05:00:11

warmerwarmerのお野菜セットの、今。Vol.5!

まるで夏のよう。

そんな気温になる日も多くなってきましたね。やっと、お天気が安定した気候(暑いですが)になってきたのかな?と感じる日も。

4月は例年に比べて雨が多くなり、春の嵐もありました。そして何よりも日照時間がとても少なく、東京でも平年の約半分ほどだったそうで、野菜の栽培にも大きく影響しています。

今は端境期といってお野菜の種まきの時期ですので古来種の野菜はほとんどといっていいほど、ありません。冬野菜を保存していたもの、短い周期で収穫できる葉もの、それから山菜など。そんな野菜ばかりですね。

こんな時には、F1種の野菜たちの必要性を感じたりするわけです。古来種野菜とF1種と、うまく共存できるといいですよね。

 

今回で5回目となりました、warmerwarmerのお野菜セットの今。

もちろん、今は端境期のまっただ中!野菜がなかなかない中、お野菜セットをつくっています。

 

今回は4月24日に発送したお野菜セットについてご紹介したいなと思います。

 

warmerwarmerのお野菜セットは、1週間に1度だけの発送です。しかも、どんなお野菜が届くかは私たちにおまかせいただいております。

早速、全国から集まってきたお野菜たちをみていきましょう。

 

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■ 亀戸大根

亀戸大根は、文久年間(1861~1864)の頃、東京亀戸あたり香取神社周辺で栽培されはじめました。栽培がさかんになった明治の頃は「おかめ大根」とか「お多福大根」と呼ばれていましたが、大正初期に産地の名をつけて「亀戸大根」と呼ばれるようになりました。当地は荒川水系によって出来た肥沃な粘土質なので、大根作りにはとても適している土地です。ですが、今では住宅化が進み畑そのものがだんだんと少なくなり、この亀戸大根も「幻の大根」となってしまいました。一般的なダイコンに比べ、茎が白く葉が大きく柔らかいのが特徴。水分は少なめでキメ細かく、ダイコンというよりカブに近い食感です。

 

■黒田五寸人参(雪下保存)

日本の人参の代表格、黒田五寸人参。葉がひょろっとしているのは、冬の間、収穫した人参を雪の下で保存しているから。それを知っていただきたくて、今回はこのひょろっとした葉つきのまま送らせていただきました!成長したばかりの若い人参と、雪の下で保存していた人参と、同じ人参でも風味が少しずつ違ってくるのです。古来種野菜を知らなければ、同じ人参でも保存方法が違うだけでこんなに風味が違うもの、ということを知らずに過ごすところでした。

風味を知れるということは、豊かな知識のひとつだなと思います。

 

■畑菜の菜花

畑菜(はたけな)はアブラナの一種で、京都で採油向けに古くから栽培されてきた在来種のアブラナが食用に改良され、その後、春先の若菜として利用されるようになりました。江戸時代にはすでに栽培されていたとされ、現在京都の伝統野菜の1つとして認定されています。炒めてよし、茹でて和え物にしてもよし、本当においしい葉もの野菜です。ジャコや梅などとあわせてもいいですね。

 

■折菜

岐阜県から届いた折菜です。春先にトウ立ちしてきた芯を手で折って摘みとるから折菜、と言われています。もともとは平安時代に菜種油を採るために栽培されていたアブラナ。その花の姿から「菜花」や「花菜」とよばれていました。だんだんと菜花が食用になり、全国に広がってくると、その土地の風土にあわせて姿かたちが変わります。そして、その菜花の「トウ」が立ちやすく、美味しいのが「とう菜」「かき菜」「摘み菜」「ナバナ」「折菜」という名前になったのです。茹でると素晴らしい緑色。酢みそ和えなどでどうぞ。

 

■越前白茎ごぼう

福井県の坂井市春江町で生産されている越前白茎ごぼう。当初、この地域で種採りだけをしていたのですが、それではもったいないと立ち上がった地域の方々が、昭和60年頃より、栽培をはじめ加工品などをつくり、町の活性化をはかりました。根も茎も食べられる、葉ゴボウを代表する品種で全国的にも珍しい野菜のひとつです。一般的な根だけを食べる土ごぼうとは違い、根が短く茎が白く長いのが特徴。主に茎を食べ、しゃりしゃりとした食感で、噛むと口の中にゴボウの香りが広がり、あまりクセのない味わいである。

葉は、若く柔らかいうちに茎と一緒に食べると美味とされ、その香りを活かした食べ方は、天ぷらやおひたしなど。またある程度成長した茎や根は、きんぴら風に調理したり、かきあげや煮びたしにしたりなどバリエーションは豊富です!

 

 

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■飛騨長人参

細くながーい、飛騨長人参。飛騨地方の伝統野菜として、飛騨の宮川朝一などでよくみかける人参です。あまりにも長いので1本掘り出すのに30分!かかることもあるとか。土の中にスコップなどの土を掘るもので掘り出すのですが、途中で折れてしまうと市場にはなかなか出せないし、掘り出す技術が必要になるので、だんだんと栽培する人が少なくなっています。風味も味も人参らしい人参です。グラッセなどにするととても美味しくいただけますよ。サラダやマリネにしても。

 

■しんとり菜

江戸から平成まで東京という日本の中心部で栽培され続けている、歴史と伝統のある江戸東京野菜のひとつです。芯の部分を摘み取ってお吸い物に使っていたことから「芯取菜」と言われています。アブラナ科の野菜は他品種との交雑が激しく、「隔離された環境で栽培しないと翌年は違うものが出来てしまう」と言われるほど、難しいところもあります。ゆでてお浸しに、

軽くいためても美味しいですよ!

 

■亀の助ねぎ

秋田の伝統野菜のひとつ。生産者の石橋さんは代々、野菜の育種を手がけて

地域に種子を提供してきました。秋田の伝統野菜、亀の助ねぎと石橋早生ごぼうは石橋さんのご先祖3代目の亀松さんが育成したものです。屋号のついた亀の助ねぎは雪消えの頃から6月始めに収穫できる春ねぎとして地域で栽培されています。とても柔らかく甘くておいしい亀の助ねぎ。鍋はもちろん焼きねぎ、炒め物などにも合います。

 

■太白

戦時中、戦後の食糧難を体験した方がたにとって、太白は思い出深い、特別なサツマイモだった、と言われています。味はいいけれど収穫量の少ない太白は、時代とともに白眼視されてしまいます。国からも収穫量の多い作物への転換を進めるような指導もあったそうです。そこで登場したのがここ数十年主流の作りやすく収穫量の多いベニアズマでした。いまでは「幻のさつまいも」と言われている太白。あん、のように甘い上品な美味しさ。私たちも大ファンです。

 

■とっとき 1 号

愛知県の特産品「とっとき一号」1990 年代に、愛知県によって日本で初めて太くて大きいエリンギが開発されました。その大きなエリンギは新品種として、「とっておき」という意味の「とっとき」と命名されたのです。肉厚でジューシー ! すこし厚めにスライスして、じゅっと焼いて塩をぱらり、 ぜひあたたかいうちにお召し上がりください。 エリンギってこういう味だったのかーー ! と感動します。

 

■人参芋

本当にきれいなオレンジ色で、かつ人参をはるかに超える豊富なβカロチンとビタミン E を含んでいるそうです。ネットリとした食感がやみつきに。お菓子やケーキなどに使うと、独特の風味や色を楽しめるさつまいもです。覚めても美味しくいただけるのは嬉しいですよね。 ゆがいた人参芋をつぶして、少しだけ甘く煮たりんごとあわせておやつがわりにも。

 

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こちらはまかないの、山菜の天ぷらです。農家さんたちが野菜と一緒に送ってくださったので、天ぷらにしてみました。

こしあぶら、こごみ、ぜんまい、あまどころ、わらび。

どれも少しだけ大人の苦味が絶妙で、本当に美味しい!

春の恵を感じる瞬間です。

Text : warmerwarmer

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