• 食事情
  • 2014/12/30 05:00:54

福井県の伝統野菜 山内カブ

日本全国に約80品種ほども!存在しているカブ。その形や色は多種で多彩で!これは世界的に誇れる多様性です。warmerwarmerではそのうちの20種ほどを、みなさんにご紹介することができました。ひとつひとつのそのかぶは、みためも様々に美しく、それぞれに深い味があり、ストーリーがあります。そんなカブに出逢えて、日々、勉強させていただくことばかりです。

 

 

さて、先日も福井県の伝統野菜をご紹介しましたが、今回もまた!福井県若狭町山内地区に伝わる「山内カブ」をご紹介します。

 

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そもそものかぶのお話を少し。

春の七草「すずな」として、古くから親しまれてきたカブ。

もともとは、アフガニスタンあたりか、または地中海沿岸を加えた地域が原産地と言われていて、ヨ-ロッパでは紀元前から栽培されていたようです。日本へは弥生時代に中国から伝わってきました。その後、「日本書記」には持統天皇が五穀(主食)を補う作物として栽培を奨励したと記されていますから、かなり古くから存在していたことになります。

また、中国から伝わったカブはアジア型と言われ西日本へ伝わり、朝鮮半島から伝わったカブはヨ-ロッパ型と言われ東日本に定着。「かぶら・ライン」と呼ばれる愛知=岐阜=福井を結んだ線を境に東日本と西日本で系統の違う物が栽培されています。

福井県はちょうど、そのライン上に位置し両方の系統が伝わっており、カブの起源上興味深い地域です。

 

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山内かぶの特徴はいろいろとありますが、まず、この大きな葉にびっくりします!箱に入ってきたときには、葉しかみえなかったほど(笑)でもとてもきれいな緑色をしていますね。

 

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カブの身は少し先がとがった球の形。ひげ根が多いのも特徴です。

生でいただくと独特の苦味がありますが、漬物にしたり、火をとおすと、みずみずしいうま味に変わります。

 

北陸地方にはこの系統のかぶは多いそうです。金沢や富山等では、かぶら寿司用として栽培されています。

Text : warmerwarmer

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