• 食事情
  • 2014/5/20 05:00:21

鹿児島県の伝統野菜 はやとうり

今回は、鹿児島県の伝統野菜「はやとうり」の紹介です。写真で紹介しているのは沖縄県森谷さんが栽培しているもの。沖縄県の伝統野菜28種の中には入っていないものの、鹿児島県と沖縄県で多く栽培されている「うり」です。

原産地はメキシコ南部〜熱帯アメリカ地域。日本へは大正時代に鹿児島で栽培されたのがきっかけのようです。どうりで鹿児島と沖縄の風土が適しているんですね。

 

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ここで、鹿児島県の伝統野菜をあげてみます。

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安納いも、有吉だいこん(あっただいこん)、フル(葉にんにく)、ハンダマ、はやとうり、ながうい・いとうい(へちま)、伊敷長なす、開聞岳だいこん(松原田だいこん)、かわひこ、国府だいこん、こうき芋、ミガシキ(ズイキ)、さつま大長レイシ、親くい芋、桜島だいこん、白なす、トカラ田いも、といもがら、養母すいか、山川だいこん、横川だいこん、吉野にんじん

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そして、沖縄県の伝統野菜もあげてみます。

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イーチョーバー、ウンチェー、オオタニワタリ、カンダバー、クワンソウ、ゴーヤー、サクナ、シカクマメ、シブイ、シマナー、タイモ、チシャナバー、ナーベーラー、ニガナ、ノビル、ハンダマ、フーチバー、フーロー豆、モーウィー、ヤマン、ンスナバー、島カボチャ、島ダイコン、島ニンジン、島らっきょう、紅イモ、葉ニンニク、野菜パパイヤ。

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ハンダマ、レイシ(ごーやー)、へちま、など、同じ野菜が伝統野菜として認識、認定されています。風土がよく似ているのでしょう。

 

古代日本において、薩摩・大隅(現在の鹿児島県)に住んでいた人のことを、「隼人」「はやひと(はやびと)」「はいと」などと呼んでいました。ですから、その鹿児島県で一番最初に栽培されたうりなので、隼人瓜とよばれるようになったのが由来です。

一つの苗から百以上の果実がなるので『千成瓜(センナリウリ)』とも呼ばれていますし、中国ではその形状が仏陀の手のようなので『佛手瓜』と、縁起物として贈り物に使われることも多いようです。高知県では、チャーテと呼ばれています。

 

それではちょっと観察してみましょう。

 

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かたちは洋なしを思わせるような果物のようにみえますね。どうやら白いものと緑のものがあるようです。とても美しい黄緑色よりも薄く、でも深みのある色。表面はごつごつとしています。

 

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半分にカットしてみました。カットして表面をすりすりとあわせてあげると、じゅわっと水分が。また、果実の中にこれから種になるようなものが一つだけありました。種取りする場合は種を取り出さず、果実ごと植えつけると果実から芽が出るそうです。

 

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この隼人瓜が身近な八百屋さんで山になって盛られていたら、どこか異国情緒あふれる空気になるでしょうね。

Text : warmerwarmer

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